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酒向さん 東瀬さん 佐藤さん 斎藤さん 高宮さん |
◆JFWジャパン・クリエーション大賞
「経済産業大臣賞」
東瀬 慎さん
(福島県ハイテクプラザ 福島技術支援センター)
以前からシルクを使ったタテ編みができないものかと構想していました。県内にはタテ編みのニッターがないため、福井県のラッセル工場とのコラボレーションによって作品ができました。風合いが硬くなりがちなシルクを極限までソフトにする。この研究が1年くらい続き、ソフトな仕上がりとともに起毛しても、そこがつぶれない加工が生まれました。
◆優秀賞「製造産業局長賞」
酒向 克昌さん(株式会社ソトー)
今回が初めての応募でした。当社がもつ技術を組み合わせ、軽くてカシミヤタッチのビーバー加工ができました。構想は半年くらいで、ちょっとだけ想定した感じと違っていましたが、いやらしくない動きのある光沢ができました。
◆優秀賞「製造産業局長賞」
佐藤 功さん(墨田革漉工業株式会社)
一昨年も応募し、このときは部門賞をいただきました。去年も応募したのですが、テーマと作品にギャップがあったようで、入賞できませんでした。レザーの中でビッグスキンは「安い素材」と思われがちのため、これを払拭しようと研究しています。
◆スチューデント賞
高宮 修平さん(Chelsea.College of Art and Design)
3年前にグランプリを受賞しましたが、このときは共同制作でした。今回は個人で作品づくりに臨みました。日本でしか作れない、そこをテーマに構想を練りました。シンプルな素材とシンプルな技術でインパクトのある作品をめざしました。
◆スチューデント賞
斎藤 綾子さん(東京造形大学)
日本は中国に押され気味で、ここに歯止めをかけるのがデザイン力ではないか、と思っています。今回はおもしろく立体的な作品をめざしました。テキスタイルは衣服のデザインを支える重要な要素なのに、テキスタイル専門誌が少なすぎると思います。
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