イタリア各所で開催されていた複数の展示会を1つにまとめ、2005年よりスタートした「Milano Unica<ミラノ・ウニカ/以下、MU>」は、パリの「Première Vision<プルミエール・ヴィジョン/以下、PV>」と並んで、世界最高峰の2大テキスタイル展と位置付けられ、世界中から素材調達バイヤーが来場します。広く海外からの出展社を受け入れるPVに対して、MUは欧州以外の出展社を受け入れて来ず、素材分野での“もの作り大国イタリア”を保持してきましたが、その門戸が2014年9月に日本に開かれました。The Japan Observatory(以下、JOB)は、出展場所を固定化することで来場者の関心も高まりバイヤーのリピート来場が常態化されるようにもなりました。
著名ブランドを中心に素材買付け時期の早期化は世界的傾向になっている中、MUは9月開催だったAW展を2017年より7月開催に前倒し、世界的な「サスティナビリティ」の推奨を打ち出しと“変革のMU”路線を突き進め、成功を収めています。世界の素材展示会をけん引する存在になりつつあるMUに来場するバイヤーは商品の差別化を図るため、回を増す毎に日本製素材が集積したJOBにも多く来場し、活気溢れる商談を行っています。どうぞこの機会に、ご参加をご検討いただければ幸いです。 |