イタリア各所で開催されていた複数の展示会を1つにまとめ、2005年よりスタートした「Milano Unica<ミラノ・ウニカ/以下、MU>」は、世界最高峰と言われるパリの素材展示会「Première Vision<プルミエール・ヴィジョン/以下、PV>」と並んで、世界中の素材調達バイヤーが集う欧州の2大素材展示会と位置付けられています。広く海外からの出展社を受け入れるPVに対して、MUは欧州以外の出展社を受け入れて来ず、素材分野でのもの作り大国イタリアを保持してまいりました。
そして今年9月、欧州以外の出展社として初めて日本が「The Japan Observatory at Milano Unica」の名称のもと、ジャパン・パビリオンを形成し29社・団体が初出展いたします。開催前より、国内外のメディアはもちろんのこと、MU関係者からも大きな期待が寄せられ、欧州における「ジャパン・テキスタイル・イヤー」の幕開けを予感させてくれています。
ご存じの通り、MUにはこだわりのもの作りを自負する欧州の機業が数多く出展しておりますが、欧州のアパレル企業・デザイナーメゾンともに商品差別化のために常に目新しい素材を探しております。輸出促進を渇望する企業にとっては現在の円安は追い風であり、今こそ日本の高品質な素材を提案し、ビジネスに繋げる千載一隅の好機なのではないでしょうか。
この追い風に乗って、「The Japan Observatory at Milano Unica」はMU会場内でも国際色を高める注目のパビリオンとして、脚光を浴びております。
どうぞこの機会に、次回MU2016SS展にご参加のご検討をいただければ幸いです。 |