イタリア各所で開催されていた複数の展示会を1つにまとめ、2005年よりスタートした「Milano Unica<ミラノ・ウニカ/以下、MU>」は、世界最高峰と言われるパリの素材展示会「Première Vision<プルミエール・ヴィジョン/以下、PV>」と並んで、世界中の素材調達バイヤーが集う欧州の2大素材展示会と位置付けられています。広く海外からの出展社を受け入れるPVに対して、MUは欧州以外の出展社を受け入れて来ず、素材分野でのもの作り大国イタリアを保持してまいりました。
そして2014年9月、欧州以外の出展社受入れ初の相手として、我が日本を指名いただきJFW及びジェトロ共同運営による「Japan Pavilion」開催が決定いたしました。すでに2/11(火)<日本時間2/12(水)>には、日伊同時記者発表を行い、テキスタイル業界では世界的なニュースになっております。ご存じの通り、MUにはこだわりのもの作りを自負する欧州の機業が数多く出展しておりますが、欧州のアパレル企業・デザイナーメゾンともに商品差別化のために常に目新しい素材を探しております。輸出促進を渇望する企業にとっては現在の円安は追い風であり、今こそ日本の高品質な素材を提案し、ビジネスに繋げる千載一隅の好機なのではないでしょうか。
2013年9月に開催されたMU 2014AWの来場者は、約21,600名(2012年9月展の6.55%増)となり、イタリア以外からの来場者も昨年対比で14%増となっています。一時、低迷を噂されていたMUですが国外からの需要も増えており、今後もその注目度が増すであろうと主催者は語っています。その中でも、欧州以外からの初出展となる「Japan Pavilion」は、例年以上にその国際色を高める注目のパビリオンとして、脚光を浴びることになるでしょう。
どうぞこの機会に、ご参加のご検討をいただければ幸いです。 |