JFW JAPAN CREATION [Mail Magazine] 一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構 JFWジャパン・クリエーション http://www.japancreation.com/
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INDEX[4]企業紹介
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クレッシェンド・ヨネザワ ブースNo.B−34
『オーガニックのストールに注目』

 クレッシェンド・ヨネザワはストールを中心に展示していました。今回はキビソ/カシミヤ混紡糸使い、オーガニックコットンの先染め・草木染めのストールが人気でした。ともにオーガニックコットン群の素材です。このほか、ビタミンカラー、パステル&ナチュラル、匠の織り、サマーブラックの素材群も用意しました。サマーブラックはブラックカラーですが夏用に生地を薄地にしたものです。ストールはアクセサリー感覚で年間商品になってきましたが、幅を広げるため服地についての開発も進めています。


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MARUMASU ブースNo.B−02
『布に楽しさを プラスチックプリントの可能性』

 プリントした部分の硬さと、本来の生地の柔らかさとがミックスした何とも不思議な加工技術でした。丸枡染色のプラスチックプリントは、ブース入り口に展示。通る人がそれに触れると、「えっ、これは何」と驚きます。生地に樹脂をプリント加工したものですが、布に楽しさを与えるという点では画期的な商品でした。東京・柴又で、明治26年から染色加工業に携わってきた同社。「これまで極細の線を実現するプリント技術や生地に柔軟性を与えるトロ加工などが評価されてきましたが、このプラスチックプリントは2月に開発したばかり。来場者とどんなアイテムに使えるかも意見交換しています」。アパレルのほか、コレクションブランドのバイヤーが同ブースを訪ねてくるのもうなずける加工表現でした。


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虫文毛織 ブースNo.A—28
『前回に比べ4割増の来客』

 過去の出展に比べると「来客が40%ぐらい増えた」というほどの活気。その理由は多彩な製品を扱う、いわば産地の特性を越えたモノづくりにあるようです。毛織物の尾州産地にありながら、化合線やコットン、さらにはニットも手掛け、そのどれもがオリジナリティーにあふれています。たとえば製織メーカーならではのニットも、その1つ。織物に用いる意匠糸でつくったニット生地は、独特の持ち味をかもし出します。今回は尾州産地からは数少ない出展となりましたが、訪れたバイヤーの多くが尾州のメーカーと聞いて驚くそうで、それほど多彩な製品群も人気の秘訣となっているようです。


photo_日本ハイパイル工業 photo_日本ハイパイル工業
日本ハイパイル工業 
ブースNo.B—09

『小ロット対応の高付加価値パイル』

 パイルを主体に、素材・ニット・加工と、高度な技術を用いたハイクオリティ素材の商品を提案しています。海外との差別化を図るためにも、オリジナル性を持った商品が求められる現在、日本ハイパイルも高付価値のある素材に特化し、小ロットで対応しています。

 昨年より提案し始めたマシンウォッシャブルパイルが徐々に認知されるようになり、反応・評価ともに好評です。また非常にオリジナリティの強い特殊ニットジャカードも評価を得ています。


photo_カツミ産業 photo_カツミ産業
カツミ産業 
ブースNo. A−02

『糸そのものから発想するレース』

 レース、トリミング、ブレードの専門メーカーです。発想は常に糸から始まります。今回強く提案している素材はスパンコールヤーンとガラスビーズで、それらをどう表現するかに力をいれました。またキッドモヘアベースの極細糸モヘアのレースは、S/Sシーズンではありますが、素材そのものを見たときに強く惹かれて、取り入れたもので、今回デザイナー・コラボレーションでも無染色のものが用いられています。無染色・天然繊維という物性的なことだけでなく、着心地の軽さ、大切に着たいと思う心までを含めて広義のエコと言えるのではないでしょうか。


photo_協和レース
協和レース ブースNo.B−52
『アクセサリーレースが人気』

 協和レースではアクセサリーレースが人気でした。エンブロイダリーレースの技術で、レースをアクセサリーにしたもの。2007年に上市しました。2月のパリのモーダ・モン展でも多くの注文が入りました。レースは欧州に学んだ歴史ですが、現地では「いかにも日本風のデザインですね」と、ジャパンテーストが評価されています。細いストールとして使う人がいれば、カットソーの襟ぐりにあしらう利用の仕方も。従来なかった商品だけにJFW-JCでのバイヤーとの意見交換で新用途のアイデアが生まれることもあるようです。


photo_落合レース
落合レース ブースNo.B−49
『不思議の森をイメージ』

 「かわいい!」。混み合うブースで女性の声が聞こえました。落合レースは今回、「ワンダーフォレスト(不思議の森)」をレースで表現。王冠をかぶったカエル、ウサギ、葉っぱ、花などおとぎ話の世界の主人公たちがレースになって来場者の目を楽しませていました。使い方は自由。ケータイのストラップに付ける人もいれば、服のワンポイントにする人も。アパレルの人だけでなく、「雑貨のセレクトショップの方や手芸店の方も」訪れる。消費者も服にオリジナル性を求める時代。ホビー感覚で不思議の森を服に取り入れているのかもしれません。


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シャルマン工芸 ブースNo.A−01
『見た目の面白さを立体感で表現』

 「立体感のあるもの、ふわりとしたものを100点ほど作って出品しました」。シャルマン工芸は今回、立体感のある刺繍を中心に提案しました。同社はバイオーダーで刺繍の委託加工を行う。生地のリスクはしないが、オリジナル性では負けない。「プレーンな生地に刺繍したものは、中国からも買えます。当社はそこに加工テクニックを加えて、独自性を出す。ただ、技術の説明を細かく言ってもわかりにくい。展示会ではビジュアル、見た目の面白さで来場者にまずブースに入っていただく」。アパレル以外では、帽子、寝装、インテリアなどのバイヤーも訪問しています。


photo_八田経編
八田経編 ブースNo.B−10
『多彩な表情を持つダブルラッセル』

 社外から「開発の八田」の異名をとるほど、開発に力を入れている企業です。提案型のモノづくり企業としてタテ編みのニュースタイルを築いています。当社の主力にダブルラッセルがあります。メッシュを連想される方が多いと思いますが、ホログラムなどの加工や、柄のバリエーションも豊富で、表面変化の多様さに驚くはずです。またトリコットは編み物のメリットを持ちつつも、より織物っぽい見た目のものが注目されているようです。

 これまで当社のダブルラッセルは、スポーツシューズ用途が多かったのですが、アパレルに携わる方々の創造力を刺激するのか、デザイナーの皆さんに多く興味を示していただいています。


photo_天龍社織物工業協同組合/静岡県繊維協会
天龍社織物工業協同組合/静岡県繊維協会
  ブースNo.B−38

『遠州男組で活動に拍車』

 静岡は綿織物を主体とした産地で、特徴としては多品種・小ロット対応のバラエティ豊かな綿織物といえます。昨今の傾向の中で、オーガニック・コットンの扱いなども増えていますが、現在特に力を入れているのが、顔の見えるモノづくりで、ブースの中にも各企業の紹介と特徴をパネルで展示しています。またこの活動に賛同する参加者達で遠州男組というグループ名を付け、活動を盛り上げていこうと努力しています。今回参加している出島織物のオーガニック・コットン織物は、デザイナー・コラボレーションにも用いられています。


photo_オフィス くに
オフィス くに ブースNo.B−50
『製品加工のアドバイスまで行います』

 天然素材中心にした織物からニットまでの生地の提案と、製品後加工、最終製品のアドバイスまでを幅広く行っています。今回は春夏シーズンということで、リネン、コットンがメインになっています。現在メンズが6、レディスが4といった割合で、主にセレクトショップ等へ商品を卸している、こだわりの強いブランドの方から多くの共感を得ています。

 ブースでは最終製品がイメージしやすいようにサンプル製品も展示していますので、ご覧ください。


photo_ダックテキスタイル
ダックテキスタイル ブースNo.B−39
『デニムに特化したスペシャリスト集団』

 広島・岡山の三備地区の機屋と直結した、新鮮で妥協のないものづくりを行っています。今回はライト・デニム(細番手ライトオンスデニム、薄手のジャカードデニム、麻混デニム)、シャンブレー(オーガニックコットンのシャンブレー)、エコ・デニム(テンセルデニムやリサイクルデニム)、エンボス(透かし織り)、花咲きデニム(洗うと柄が浮き出るデニム)に、ダック一押し (スーパートレッチ、二重織、サーモ、シルク混、硫化カラー、ダブル先染め)を加えた6つのテーマを打ち出しています。


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東京吉岡 ブースNo.B−55
『ICタグが小売バイヤーに好評』

 東京吉岡はICタグ使用のUHF帯RFIDシステムを出品しました。ICタグは1枚20円代に下がり、実用価格に入ってきました。同社は次世代棚卸システムとしてこれを利用。「棚卸の労働コストを下げ、短時間で作業を終わらせることができる」ため、来場した小売業者の関心を集めました。また、家庭用アイロンで簡単に接着でき、剥がしにくい「アイロン接着プリントネーム」を提案。「アウトレットでブランド名を隠す、指示ミスで急な訂正が必要な場合など、緊急対策時に便利」で、現場の悩みから生まれた商品といえます。

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