JFW Japan Creation

来場者数　10月15日＝ 8,072名　/ 10月16日＝ 13,502名　/ 10月17日＝ 10,780名　 [合計]　＝ 32,354名

総合テーマは「美意識の再考」、進化するＪＦＷ−ＪＣと美の本質を感じてください。

◆トレンド・インデックス
　東京ビッグサイトへ入り、西１．２ホールへと降りると天井の高いアトリウムにでます。今回のＪＦＷ−ＪＣでは、このアトリウム内に入場受付、インデックス、トレンド・コーナー、サポートインダストリー・コーナーを設けました。
　2009Ａ／Ｗの総合テーマは「美意識の再考」。３つのトレンドに、リサイクル繊維、オーガニック、環境への考慮など、エコロジー関連の環境対応型素材をゆるやかなくくりでまとめた、「エコ・モード」を加えた４つのテーマを設けています。是非会場でご覧ください。

＜トレンドテーマ＞
　　　◇無常の雫

静かなる自然の中に織り成す感情美、心の動きをドラマチックに輝かせる無常の世界を構成するのは、デリケートな中に真の強さを感じさせるような、軽くてソフト、儚さを伴うような着心地の良い高級素材、しなやかで、生き生きと流れるようなクオリティの素材。カラーは穏やかな寒色系の、ややくせのある中間色。

　　　◇エロスの閃光

甘く危険な瞬間に溢れ出す思いがけない濃厚な閃光。絶妙なセンスで色彩を操るサイケデリック。現実と夢の狭間で描かれる甘美なイリュージョンの世界に酔いしれる。
ファンシー、シルキー、ハイテク、モワレ効果、ホログラフィなど、魅力的でミステリアスな表情。蛍光のような明るいブライトカラー。新しいゴージャスさ・モダンをカラーで表現。

　　　◇パティシエの美技

精密で完成された味付け、極上の味わいにうっとりするパティシェの美技のように、質の良い洗練された職人技が生み出すクリエイティブな仕上げ、クリーンな外観。糸と織によってもたらされる新しい変化。極上の味わいにうっとりするようなビターカラーを基調としたコーディネイト。

「エコ・モード」
　今回より設定された４色区分のエコ・ラベリング別展示。

Green　Label
Brown　Label
Blue　Label
Black　Label

環境を考慮した原料
環境を考慮した製造工程
環境を考慮した加工工程
エコ・モード　エコ意識とファッション性の意識

http://www.japancreation.com/2009aw/trend/

既存の生地などを再生

　“価値の再考”をテーマに、過去に作成したテキスタイルやパターンなどが、今のアレンジでどう再生するか・・・を“服”という表現で発表した「デザイナーコラボレーション」。アパレル企業４社・４ブランドを含む１５組のデザイナーが、ビジネステキスタイルゾーンの出展者３４社（団体）とコラボレーションし、０９AWシーズンの作品を創りあげました。


ヤマトドレス「Mimpie」	ガサ「GASA*」

　ヤマトドレスの「Mimpie」は、物語をモチーフにしたプリントが特徴のレディースブランド。影絵タッチのプリントを初めて手がけた童話「フェアリーテイル」のアーカイブに取り組みました。黒のライダース・ダウンジャケットには同色の箔プリントで陰影を遊ぶ、プリントと同じ繊細な柄を刺繍で再現するなど、新たな表現の世界を広げています。

　ガサの「GASA*」は、製品染めや製品洗いに特徴があります。普段は草木染めをよく使いますが、今回は初めて「さび染め」を取り入れ、ニュアンスのあるスタイルに仕上げました。ホームウエアのイメージが強いオーガニックコットン使いでは、浮世絵をテーマにした芸者のマントを着物風ケープにデザインするなど、ファッション性を強調。「われ思うゆえに我あり」のメッセージもさり気なくしのばせました。

http://www.japancreation.com/collabo/

産学による加工表現の拡がり

JFW-JCの産学連携である
「Japan Tex-Promotion　FORM　PRESENTATION」の最終審査をクリアした１６チーム（１０校）の作品が、会場内の特設ブースで発表されました。「加工表現の拡がり」をテーマにした今回は、５５チーム（１４校）の応募があり、２回にわたる審査によって１６チームが選出され、テキスタイル及び染色・加工のメーカーとのコラボレーションによって作品を制作し、今回の展示・発表となりました。

　この産学コラボレーションは、テキスタイルへの深い知識を持ち、そこからクリエイティブなデザイン発想力を持つ人材を輩出していこう、というのが目的です。最終審査を通過したチームは、このコラボレーションに賛同した加工メーカー（１４社）と素材メーカー（９社）との協力によってオリジナルのファブリックをつくりあげ、それを使って衣装を制作するというものです。展示・発表されている学校は次の通りです。

【上田安子服飾専門学校、エスモードジャポン東京校、大阪モード学園、金沢美術工芸大学、桑沢デザイン研究所、東京モード学園、ドレスメーカー学院、文化女子大学、文化ファッション大学院大学、文化服装学院】

http://www.japancreation.com/texpro/

トレンド別分類で分かりやすく

　
　服飾資材を集積した「サポートインダストリー・コーナー」は今回、トレンド別に分類。より使いやすくなりました。

清原株式会社

【清原株式会社】　ブースNo. D-02
独自のコンセプトでバリエーション豊富に提案

　清原は、旧JCの頃を含めると2002年以来３回目の登場となります。09AWに向け、RETRO、HUNTING、SPACE、FUN・・・４つのコンセプトを掲げ、トレンドに沿いながら、オリジナルの副資材を豊富に提案しています。
バッグやベルト、ネックレスなどもファッショングッズの一環としてそろえました。またグローバル・コーナーでは、同社のグローバル・ネットワークを生かし、中国で手配可能な資材を紹介します。
オリジナルのトレンドを打ち出しながら、それらに合った服飾副資材やファッショングッズをアピールすることで、精度の高い提案力、多種多様なファッションに対応できる多彩なバリエーションを魅せます。
http://www.japancreation.com/2009aw/exhibitor/detail.html?id=821

新道繊維工業株式会社

【新道繊維工業株式会社】　ブースNo. I-01
５つのコーナーでファッション性から機能性まで幅広く訴求

　新道繊維工業は今回、「スポーツ／機能商品」「エコロジー」「資材」「S.I.C」「レースコレクション」の５つのコーナーで構成しています。アンティーク調の深みのあるメタリックトリミングコードやブレード、クリスタルな輝きを放つ杉綾リボンなど新作も多彩にそろえました。
スポーツ／機能商品では、消臭や反射・蓄光、撥水、冷感などの機能商品を体験できるコーナーも設置。エコロジーではオーガニックコットン使いやケミカルリサイクルなどの環境配慮型商品、資材では普段目につかないインサイドベルトや裾上げテープなども展示します。同社のオリジナルブランド「S.I.C」は来年１月から、新たにレースコレクションを発売する予定で、今回は多彩なレース220品番2100点を会場で先行披露します。
http://www.japancreation.com/2009aw/exhibitor/detail.html?id=261

１０：００〜　開場

１１：００〜　フォーラム
　　　　　　　『環境・社会に対する企業責任活動』
　　　　　　　〜EU小売業界における衣料・繊維製品に対する企業責任〜
　　　　　　　【講師】
　　　　　　　エコテック・ジャパン（株）　代表取締役／近藤繁樹
　　　　　　　◎会場：西１　２Ｆ商談室（６）

１３：３０〜　PIGGY'S SPECIAL〜ピッグスキンファッションショー〜
　　　　　　　学生コレクション
　　　　　　　東京都各種学校、専修学校の学生によるショー
　　　　　　　◎会場：イベントスペース

１４：００〜　フォーラム
　　　　　　　『エコ＋ファッション』
　　　　　　　〜ロハスビジネスから発展するネクストヴィジョン〜
　　　　　　　【講師】
　　　　　　　（株）東京生活研究所　
　　　　　　　ファッションコーディネーター／岡野涼子
　　　　　　　◎会場：西１　２Ｆ商談室（６）

１５：００〜　PIGGY'S SPECIAL〜ピッグスキンファッションショー〜
　　　　　　　同上

◆フォーラム詳細
http://www.japancreation.com/forum/2009aw/
◆ピッグスキンファッションショー詳細
http://www.japancreation.com/2009aw/schedule.html