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来場者数 10月15日= 8,072名 / 10月16日= 13,502名 / 10月17日= 10,780名  [合計] = 32,354名
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  日本のテキスタイルの可能性を追求する テキスタイルコンテスト
  photo_今回も力作が目白押し
 
photo_グランプリ/経済産業大臣賞 山西盛隆「円」
グランプリ/経済産業大臣賞
山西盛隆「円」


グランプリは「円」の山西盛隆さん

 JFW−JCテキスタイルコンテストは、国内外のテキスタイルに携わる人々の創造発表の場として定着し、高い評価を得ています。出品される作品の独創力、技術力、表現力は、日本のテキスタイルビジネスの可能性を存分に感じさせてくれるものとなっています。応募総数303名、446点の中から今回グランプリの経済産業大臣賞に輝いたのは、円形織物で審査員の意表をつくと同時に悩ませもした、テキスタイルの夢と可能性を感じさせる「円」を制作した山西盛隆さんの作品でした。
 15日17:50からはイベントスペースで表彰式が行われ、皆川魔鬼子審査委員長の講評に続き、各賞が授与されました。


グランプリ/経済産業大臣賞
優秀賞/製造産業局長賞

新人賞
スチューデント賞
審査員特別賞
テクノロジー部門賞
アーティスティックワーク部門賞
トレンド部門賞
エコロジー部門
プリント部門賞
賞金100万円
賞金30万円

賞金20万円
賞金20万円
賞金10万円
賞金10万円
賞金10万円
賞金10万円
賞金10万円
賞金10万円
山西盛隆「円」
渡部孝「レッジェーロ」
加藤千夏「コットンニット」
相川恵「COCOON」
秋山紫織「私のボーダー」
神田明 「セピア」
酒井康光「マジックスパン」
安田泰宏「喜怒哀楽」
金子俊之
小口慶子「やすらぎ」
中木原博美「陽菜」

photo_優秀賞/製造産業局長賞 渡部孝「レッジェーロ」 photo_優秀賞/製造産業局長賞 加藤千夏「コットンニット」 photo_新人賞 相川恵「COCOON」 photo_スチューデント賞 秋山紫織「私のボーダー」
優秀賞/製造産業局長賞
渡部孝「レッジェーロ」
優秀賞/製造産業局長賞
加藤千夏「コットンニット」
新人賞
相川恵「COCOON」
スチューデント賞
秋山紫織「私のボーダー」

各賞の受賞作品及びコンテスト入賞作品は、プロモーションゾーン内のテキスタイルコンテスト会場にてご覧頂けます。


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  Dyeing Processing 染色・加工
  生地に新たな付加価値

 テキスタイルの表情や風合いなど付加価値を高める染色加工。JFW-JCにも多くの優れた染色加工場が出展しています。

photo_ソトーグループ/シワ加工(ジオサーフ)
ソトーグループ/シワ加工(ジオサーフ)
【ソトーグループ】 デニム調ウール「デニムール」
ソトーグループは今回、ウールでデニム調の表面感のある「デニムール」の新商品として、異色染め効果のある「デニムール・コラボ」を出しています。デニムールはウールおよびウール混テキスタイルで、製品洗いすることにより、徐々にスレ感が現れます。
 このほか、幾何学的で立体感あふれるシワ加工「ジオサーフ」、キシミのある独特の風合いと軽さのある「ビオラーナ」など。ジオサーフは合繊およびセルロース繊維が対象で、角度によって変化する独特のマット感と光沢があります。ビオラーナはウール高混率混素材が対象で、ビンテージ仕上げも可能です。
◎ソトーグループ【ブースNo.F-27】

photo_小松精練株式会社/表地コットン、裏地ナイロン
小松精練株式会社/表地コットン、裏地ナイロン
【小松精練】 起毛技術を深耕
小松精練は(1)起毛技術の掘り起こし、(2)極細繊維を使った軽量・薄地の高密度織物、(3)アウター用合繊をメーンに打ち出しています。昨年の人気加工は軽量・高密度や、形状保持タイプが中心でした。今年は、形状保持加工に微起毛を加えるなど、さらに進化した素材感が脚光を浴びています。
また、天然繊維が好まれる傾向にあるため、表にコットン、裏にナイロンを使用し、しかも裏は透湿機能のある薄膜加工を施した複合素材を提案しています。裏は機能性だけでなく、トレンドカラーに染めています。
◎小松精練株式会社【ブースNo.F-05】

photo_丸枡染色株式会社/ローインパクト染色
丸枡染色株式会社/ローインパクト染色
【丸枡染色】 ローインパクト染色
丸枡染色は環境負荷を抑えたローインパクト染色による加工や、インクジェットなどによるプリントを紹介しています。
ローインパクト染色は環境保護に役立つだけでなく、風合いをやわらかくするなど、テキスタイルのクオリティを維持・向上させるのが狙いです。薄地素材は“ちぢみ”や“ゆがみ”が起こりやすいだけに、同社のこうした染色加工が大きな威力を発揮します。
オーガニックコットン専用に、オーガニックコットン協会が定める厳しい基準に即したローインパクト加工品も展開しています。
◎丸枡染色株式会社【ブースNo.J-05】


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  Forum フォーラム(染色・加工) 「こんなすぐれものできます!〜染色クリエーション〜」
 
photo_産地間連携について語るパネラーの各氏

産地間連携について語るパネラーの各氏

産地間コラボで生まれる新たな“表情”

 「産地を変えただけで、1つの素材から多数の商品が生まれます」—産地を越えた生産・加工とともに注目されているのが、業界間の連携を通じた新たなビジネス・モデルです。それを推進する目的で構築されたのが「染色・加工クリエーション・データベース(D/B)」で、フォーラムでは同D/Bの送り手と受け手によるパネルディスカッションが行なわれました。そこでの発言で注目されたのが冒頭のコメントで、異なる産地で染色・加工すると、1つ素材がまったく違った表情に変化する、というのです。
 染色加工企業をはじめ織布企業、それにアパレル企業が参加したパネルディスカッションでは、「パリの直営店で日本製の素材が人気を博している」(マツオ・インターナショナル)、「浜松産地の白生地を北陸の染工場で仕上げたら、まったく新しい生地の表情が生まれた」(福田織物)、「糸から織、染めのコラボレーションがオリジナルを生む」…など、新たな連携が価値創造につながることを各パネラーは強調していました.。

【コーディネーター】
  (独)中小企業基盤整備機構 プロジェクト・マネージャー/松田 正夫
【パネラー】     
  マツオ・インターナショナル(株)執行役員/高倉 均
  朝日染色(株)常務取締役/田邉 雅敏
  辰巳織布(株)代表取締役社長/辰巳 雅美
  (有)福田織物 代表/福田 靖
  丸枡染色(株)代表取締役社長/松川 彰宏


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  Fashion Show PIGGY'S SPECIAL ピッグスキン ファッションショー
 
photo_ニットのように扱ったメッシュレザーのアイテム(aptform) photo_偏光やパンチングレザーで、軽さと未来感を感じさせた(writtenafterwards)

ニットのように扱ったメッシュレザーのアイテム(aptform)

偏光やパンチングレザーで、軽さと未来感を感じさせた(writtenafterwards)

東京産ピッグスキンのファッションショー

「aptform」×「writtenafterwards

 東京都・東京製革業産地振興協議会主催によるPIGGY’S SPECIALは、全国で7割を占める東京産の豚革を、ファッション素材としてアピールするために始まりました。昭和57年から毎年開催を継続し、今回で27回目。近年、その内の6回がJFW−JC会場で行われています。毎回若手デザイナーを起用し、ピッグスキンの新しい魅力、可能性を感じさせるものとなっています。今回のデザイナーは、ミハイル・ギニス「aptform」と、山縣良和・玉井健太郎から成る「writtenafterwards」を起用されました。

 「aptform」は、JUXTAPOSITIONS(並列するの意味)のテーマで、革に表面変化とストレッチ性を持たせることに試みています。メッシュレザーを用いたカーディガン風ジャケットなど、レザーニットともいえる素材使いが新鮮でした。「writtenafterwards」のテーマはShoulder the earth(地球を背負う)。バッグやシューズ、ウェアを連動させブランドの世界観を見せました。


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  Fashion Show PIGGY'S SPECIAL 学生コレクション
   16日13:30と15:00からの2回、PIGGY’S SPECIAL 学生コレクションが行われました。社団法人東京都専修学校各種学校協会に加盟する、12校の学生作品54点が披露されました。毎回、意外なレザーの使い方に驚くようなデザインが多数ありますが、今回は切りっぱなしやパッチワークといった、比較的素直な扱いが多かったようです。
 色とりどりの衣装をまとい、ステージ上を闊歩するモデルも学生自身が勤めました。
photo_盛況だったPIGGY'S SPECIAL学生コレクション_1 photo_盛況だったPIGGY'S SPECIAL学生コレクション_2

盛況だったPIGGY'S SPECIAL学生コレクション


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  デザイナー インタビュー
 
photo_比嘉京子さん
 
photo_KYOKO HIGAデザイナーコラボレーション展示作品

KYOKO HIGAデザイナー
コラボレーション展示作品

KYOKO HIGA デザイナー
比嘉京子さん
99%は日本素材
 JFW-JCには時間が許す限り、見に来ています。一時、来場者が少ない時期がありましたが、開催方法を変えてからは感性が良くなりました。もっと多くの来場があっていいのに、残念です。
 私のブランドは海外でもリピーターが多くあるのですが、その理由のひとつは素材。シワにならなかったり、素材がタフだったり、着ていてシルエットが崩れないなど、海外の消費者が見たことのないものが多く、驚かれますね。「それは日本のテクノロジーの力なんだ」と説明すると、納得してもらえますが。ですから、私の服は99%まで日本素材です。


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  企業紹介
 

(有)ケーエイトレイディング 【ブースNo.A-18】
化合繊を超える天然繊維

 ケーエイトレイディングは綿100%で、ストレッチ性のある織物「ピドッコ」を独自に開発しました。2ウェーで、用途に応じた最適の伸縮率に設定できます。パンツにように縦方向にはあまり伸びず、横方向に伸びたほうがいいアイテムには、経・緯の縮率を変えられます。KES法による数値データで、化合繊と同水準の機能性があることも証明しています。
 ストレッチ性に加え、ソフトな肌触り、ドレープ性、シャリ感、清涼感などがあるのも特徴です。ポリウレタンを使用しないため、締め付ける力が自然で、着用していて疲れないのも魅力です。番手は40双糸から80双糸まで。


photo_(有)ケーエイトレイディング
左が加工前、この製品を縮めて右の完成品に


リーウェイジャパン(株) 【ブースNo.C-05】
独創的な色・柄のボタン

 リーウェイジャパンは多様なボタンやリベットを生産しています。本社は香港にあり、欧米へ長年輸出してきた実績で培ったノウハウで、日本では見られないようなクリエーティブで独創的な色・柄のボタンが特徴。109系をはじめ、さまざまなアパレルメーカーに人気を博しています。別注もサンプルアップから3週間で納品と、QR対応しています。中国・広東省で生産しているため、中国にある縫製工場へのデリバリーもスムース。もちろん、打ち合わせは日本で行えます。


photo_(リーウェイジャパン(株)
ジーンズ向けボタン


丹後織物工業組合
 /丹後ファッションウィーク開催委員
  【ブースNo.E-12】
シルクの技術を背景にトレンド素材

 丹後織物工業組合/丹後ファッションウィーク開催委員会は和装8社、洋装8社の合計16社が出展。丹後産地の得意とするシルク・細番・強燃の技術を背景に、ソフトさやボリューム感など旬のトレンドに的確に対応したテキスタイルを生産しています。シルクとポリエステルやウール、和紙との複合をはじめ、シルク100%でカシミヤを想わせるビーバー仕上げ、ツィード、ふくれ織りなど、多彩なシルクテキスタイルをご覧ください。

photo_丹後織物工業組合/丹後ファッションウィーク開催委員会
シルクウール混のふくれ織り


広撚(株) 【ブースNo.F-25】
シワになりにくい「モバイルラグゼ」

 広撚はPTT繊維「ソロテックス」を使用したシワになりにくいテキスタイル「モバイルラグゼ」や、ワインを作った後に残るぶどうの搾りカスを活用して染める「ワイン染め」などを打ち出しています。モバイルラグゼは準備工程など独自のノウハウで、実現しました。今回はコートなど20点を展示しています。珍しいソロテックスの製品染めも。さらに中わたにソロテックスを使ったダウンは復元性が高く、旅行などの持ち運びが容易です。ワイン染めで表現するカラーは紫からピンク、イエローなどで、今回はシルクやテンセル綿混をサンプルで出しています。


photo_広撚(株)_1
袋に入れてカバンに詰め込んでもシワにならない

photo_広撚(株)_2
ワイン染め


シエロ・アスール・クレアシオン 【ブースNo.G-02】
技術力が国内外で脚光

   シエロ・アスール・クレアシオンは、ドビー、ジャカード、よこパイル織(別珍・コール天)、セルビッチ織物が得意な織布工場4社が集まり、持ち味を生かしたテキスタイルを提案しています。いずれも技術力が高く、同グループのテキスタイルは欧州の有名メゾンにも採用されています。今回はヨーロッパで話題のセルビッチコーナーも特設しました。

photo_シエロ・アスール・クレアシオン
欧州の有名メゾンも採用



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  Schedule 3日目(10/17)のスケジュール
 

10:00〜 開場

11:00〜 フォーラム
       『加工表現の拡がりを求めて』
       【コーディネーター】スタジオアヴニール/竹内忠男
       【パネリスト】
       mastermind JAPAN デザイナー/本間正章
       狭山ホームワーキング(株) 代表取締役/津貫利光
       (株)フジイテックス 企画チーム次長/坂本孝雄
       ◎会場:イベントスペース

17:00  閉幕

◆フォーラム詳細
http://www.japancreation.com/forum/2009aw/


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