JFW-JC 2010 A/W 特集号 Part2 2009/10/07(水)
 
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  JFW-JC JFW Japan Creation 2010 A/W 本日開幕!
  photo_トレンドコーナー
 

 台風18号の影響が懸念される中、本日10/7日から9日までJFW-JC2010A/Wが開催されます。会場に入るとまず目にするのがトレンド&インデックスコーナーです。総合テーマは『違和感と独創性』。あらゆる角度で独創性を発揮して時代の中で右往左往している邪念を追い払い、新しい永遠の未完に向かって力強く歩み続け、ファッションの独創性を時代に即し変化させながら作り出していこうという呼び掛けであり、意思表示でもあります。トレンド&インデックスコーナーは「私生活の香り」「科学的欲望」「不揃いのメロディー」「西洋と東洋のかさなり」の4つのトレンドテーマゾーンと、エコ・テキスタイルゾーン、サポートインダストリーゾーンで構成されています。

  このコーナーへの展示応募数は約2500点ですが、応募社数で見るとトレンド・インデックスで150社、エコ・テキスタイルで42社ほどです。トレンド委員長の井上氏はこのコーナーは「一つの企業だけ何点もというのではなく、なるべく全出展者の素材を見せてあげたい。一緒にJFW-JCを共有し、ビジネスしていることを意識して欲しいし、会社を守る・産地を守る、内需だけでなく外需にも目を向け日本を守るという真剣さ、前向きな強い気持ちで臨んで欲しい」と出展者に呼び掛けます。来場者にとっては企業の意思・もの作りを確認する場ですが、出展者の方々にとっては感性の刺激の場となるはずです。

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  JEANISM JAPAN QUALITY 価値あるジーンズとは…を提案
 
photo_JEANISM JAPAN QUALITY
 このところ800円台のジーンズが発売されるなど、低価格旋風が巻き起こっている中で、日本ジーンズ協議会では「JEANISM JAPAN QUALITY」のテーマで、ジーンズにおける“真のクオリティー”を提唱しています。ここでいうクオリティーとは、品質にとどまらず、モノづくりの背景にある伝統やこだわり、さらにはエコやCSRを含めた安心・安全の水準を示すものです。会場では素材や加工、服資材、製品などが紹介されたほか、“藍染め体験コーナー”が設けられ、来場者が好みのデザインに染め上げていました。

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  デザイナーコラボレーション 新たな加工表現が目白押し
 
photo_デザイナーコラボレーション

 デザイナーコラボレーションは、JFW東京コレクション・ウィーク及び合同展示会に参加したデザイナーやアパレルと、JFW-JCの出展企業がコラボレーションによって製作したガーメントを発表するものです。「染色・加工表現」をテーマにした今回は、12ブランド・アパレルのデザイナーと27の参加企業が29のスタイルを展示しました。ニット地にファーを編みこんだものや、フェザーを織り込んだもの、ウールの特殊加工で泡のような表面感を出したもの…など、独特な加工表現と個性的なデザインが訪れた人々の関心を集めていました。

【参加デザイナー/アパレルのコメント】
photo_吉田ヒロミ氏

吉田ヒロミ氏「日本の素材技術は素晴らしい」
 デザイナーですから素材との取り組みが常に行っていることですが、今回のように加工メーカーとダイレクトに仕事をすることは珍しく、それだけに新鮮でした。日本の素材に関する技術力は素晴らしい、とあらためて感じました。かつて素材は、テキスタイルの問屋さんを通じて調達していた時代が続きましたが、それに比べると製造業とダイレクトに仕事をすると、コミュニケーションが段違いに良くなります。こちらの意図を技術者たちが理解してくれ、さらには「こんな感じはどうですか」と提案してくれる。今回も4社との取り組みでしたが、それぞれ1回ずつの打ち合わせで意思疎通ができ、思い通りに出来上がりました。ただ、大変だったのは自分のコレクションとの時間差です。自分のコレクションは春夏物で、こちらは来年の秋冬物ですから、この時間差で作業するのが大変でした。ただ、意外性があって、とても楽しいコラボレーションでした。

photo_FUMIOの秋山二実男氏(作品)  FUMIOの秋山二実男氏は、ナチュラルダイやシルクなどエコ素材を採り上げました。「すばらしい生地を無駄にしないように、なるべく直線的にカットして仕上げた」のが特徴です。黒のベストをはじめ、プリントのワンピースも縦にカットした布を縫い合わせてドレープを作っています。
photo_NAOSHI SAWAYANAGIの澤柳直志氏  NAOSHI SAWAYANAGIの澤柳直志氏は「素材を着る」をテーマに、生地の平面を生かして立体的な服を作り上げました。スカートは広げれば丸い円で、四角く芯を入れ、ドレープがきれいに見えるようにしました。縮絨でほつれない生地は素材特性を生かして、袖口などを切りっ放しにしています。
photo_Siseの松井征心氏(作品)  Siseの松井征心氏は、自社ブランドで普段使わない素材に挑戦しました。モルフォテックスに転写プリントし、ジャケットにニードルパンチで部分使いし、シンプルですが華やかで作品に仕上げました。また、同じくニードルパンチで生地に葉の形状で柄を付けたテキスタイルを作り、コーディネートしています。ブラックデニムは「アクリルパティング」加工で、クリーンなイメージで使用しました。
photo_LEP LUSSの加藤良子氏  LEP LUSSの加藤良子氏は、好きなカレンダー仕上げの生地を採り上げました。素材の良さが生きるように、黄色いワンピースは前を切り返しただけで、ほとんどカットせずに仕上げています。フェークファーは薄く黄緑色にプリントしてアクセントを付けているのが特徴です。
photo_GANGLIONの吉崎結一氏  GANGLIONの吉崎結一氏は今回、「スキンタッチ」をテーマにデザインしました。暗闇で手探りしたときに感じるファーの温かみ。その素材感を生かして、ウサギの形のファーをワンピースの前面に置きました。もう一つの作品も対になるように、刺繍でウサギを作っています。薄いレザー調の素材は張りがあり、見た目よりも軽いのが特徴です。今回は秋冬シーズン向けですが、春夏向けのコレクションで実際に採用しています。

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  クリエーターズビレッジ
 
photo_クリエーターズビレッジ

 JFW-IFFクリエーターズビレッジ(CV)出展者の中から、繊研新聞社のコーディネートでクリエーター5社が出展しています。本コーナーは来場者であるアパレルや小売業者に向けてOEM(相手先ブランドによる生産)の取り組み先として「クリエーション提案の場」であり、JFW-JC出展者との異業種コラボレーションを推進する場です。今回からJFW-JCコーディネーターが、JFW-JC出展者とCV出展者との出会いを促進するためのサポートも行います。

 CV出展5社の出展商品は以下の通りです。
photo_(株)レザック (株)レザック
 レザー製品を製造販売するレザックはこのほど、クロコダイル・レザーを12色染めてストック販売を始めました。最小1枚/色から販売します。染色ロットは通常1色10枚以上が必要ですが、クロコダイル・レザーは価格が上昇していることもあり、近年は小ロットのニーズが高いのが実情です。このため、レザックのストック販売は大いに注目されそうです。
photo_Ampersand Ampersand
 バッグなどレザー製ファッション小物のAmpersandは、レザーを自社で手染めしています。このため、同社は最小1点からでも受注できるのが、強みの一つです。元々は靴職人だったスタッフがバッグ類も製造していることもあって、靴や財布などバッグ以外のファッション雑貨も企画販売しています。
photo_FANCY WORKS FANCY WORKS
 FANCY WORKSはレースを使ったストールやショール、バッグなどを製造販売しています。いずれも国産にこだわったオリジナル製品です。前回JFW-JCに出展したときに、OEM(相手先ブランドによる生産)の引き合いが多かったため、今回はOEM受注も始めました。
photo_Violette Room Violette Room
 Violette Roomは女性二人で始めた婦人服ブランド。9月から本格的に始動したばかりです。今回は2010SSコレクションから約20点を会場で紹介します。ブランド名のViolette Roomは休憩室の意味。世界各国から集めた生地やボタンなどを使って、その名の通り日常を緩やかに過ごせる洋服がブランドコンセプトです。
photo_(株)MINERVA (株)MINERVA
 帽子を製造販売するMINERVAはすべて国産で、婦人用帽子をストック販売しています。コレクションはベーシックラインの「アテナイ」とカジュアルラインの「ボーダー」の2ラインあります。OEM生産も行います。

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  jc(ジェシー)のちょっとイッ服
 
photo_jc(ジェシー)のちょっとイッ服

ロンドンで人気の「ベヌーゴカフェ」がJFW-JCに登場

 ロンドンで28店舗を展開、東京では恵比寿ガーデンプレイスに出店するベヌーゴカフェが、JFW-JC会場内、クリエーターズビレッジに隣接するスペースに登場です。濃厚で薫り高い有機栽培コーヒーや新鮮でヘルシーなフードメニューを提供しています。
 おススメは本格的なタンドリーチキンカレーとハンバーガー。ハンバーガーはスパイスの香り豊かなチキンパテを用い、女性でも食べやすいサイズですが、2個セットでボリュームも満点。いずれもエルダーベリージュースとのセットで800円とリーズナブル。会場内デリバリーにも対応していますので、出展者、来場者の方、共に是非ご利用ください。

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  Schedule 2日目(10/8)のスケジュール
 

  10:00〜 開場
  11:00〜 フォーラム
        『これからの時代においてブランドに求められるものとは』
  13:30〜 PIGGY'S SPECIAL〜ピッグスキンファッションショー〜学生コレクション
  15:00〜 PIGGY'S SPECIAL〜ピッグスキンファッションショー〜学生コレクション
  16:00〜 フォーラム
        『いま、ラグジュアリーとは』
  18:00  閉場

◇フォーラム参加申込み受付中
http://www.japancreation.com/forum/2010aw/

◇PIGGY'S SPECIAL詳細情報
http://www.japancreation.com/news/event/#pigskin_091002


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