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中国服装設計師協会 JCに来場
右から湯さん、蘇さん、馮さん
日本繊維輸入組合と日本繊維輸出組合の招待で来日している中国のデザイナー協会の皆さんが6日、JC会場に来られました。さっそく、JCや日本製テキスタイルへの印象を伺いましたので以下、紹介します。
中国服装設計師協会
副主席
蘇葆燕さん
JCに出展されている素材はどれも洗練されていて、創造性に富んでいます。日本製テキスタイルは機能性に優れ、品質が安定しているほか、細部までこだわって作っているのが特徴だと思います。機能面では日本素材が一番いい。流行という面では欧州製が1位で、日本品は2位、続いて韓国、最後が中国品です。中国では、中級品以上には欧州素材か日本品を使います。細部までこだわるブランドは日本素材が向いていますし、ファッション性重視で、品質面にはあまりこだわらない場合は欧州素材や国産を使用すると思います。高級ゾーンのブランドが中国素材を使う場合は、シルクやカシミヤなどですね。
虎門服装技術創新中心
ディレクター
馮?さん
思いがけない素材が多く、感銘を受けました。テキスタイルコンテストのグランプリ受賞作は、シルクに漆を組み合わせて作っています。通常は考えられない素材を組み合わせているのが新鮮ですし、日本文化を盛り込んでいることも高く評価できます。また、会場は2つのゾーンに別れていますので、商談が目的で来場したバイヤーは落ち着いて商談できるし、情報収集が目的の来場者はプロモーションゾーンを見ればいい。目的に応じて使い分けているのは、良いと思いました。
広東省服装設計師協会
常務副会長
湯敏義さん
テキスタイルデザインは通常、学生やフリーの場合は卓越した発想があっても実用的でない傾向があり、企業内デザイナーは実用的だが創造性に欠ける傾向が見られがちです。ところが、JCのテキスタイルコンテストを拝見すると、クリエイティブ性と実用性を上手く融合させています。このことが最も印象的でした。また、日本製テキスタイルは高価ですが、品質の安定性などから考えると、むしろ割安感があると思います。
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主賓あいさつ
経済産業省製造産業局繊維課繊維企画官 松尾 武志氏
第11回の開催おめでとうございます。
伝統を重視しながらも、変化できるのが日本人の良いところだと思います。
消費者やバイヤーの変化を察知し、また意見を聞きながら、出展者の方々も、このJCを有効に使ってほしいと思います。 |
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主催者あいさつ
ジャパンクリエーション実行委員長 貝原 良治氏
JCは本年より、これまでのプレビュー展を統合しての年2回開催となり、また第11回目を迎える今回はビジネスゾーン・プロモーションゾーンに分けてのコーナー展開を行うなど変化してきました。
時代の変化と共にJCも変わっていかなければならないことを肌身で感じています。
日本国内だけでなく、世界に向けて発展させていける展示会にすべく、今後も変化させていきたいと思っています。 |
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