|
今年で12回目を数える「FORM PRESENTATION」(主催:繊維ファッション産学協議会)の選考会が3日、東京・渋谷のJFW(日本ファッション・ウィーク推進機構)で行われました。さる6月に東京と大阪で開講した「播州織大学」を受講し、ポートフォリオで応募した中から8グループが選ばれました。
今回は、素材テーマが「アーカイブ・ミックス」、ファッションテーマが「温故知新」で、全国のファッション専門学校12校から49グループが応募しました。選考会では<1>テーマとデザインの整合性、<2>デザインと素材の適合性、<3>アイデア表現の独創性、<4>作品の完成度など4つの項目にわたって専門家による審査が行われました。
提出されたポートフォリオは、素材とファッションの各テーマに沿い、学生らしい斬新なアイデアが多数寄せられました。ただ、審査結果をみると上位と下位のグループには大差がつきました。その要因は、コンセプトや制作技法、イラストを含めた表現力などによる差異で、なかでも素材の持ち味を生かして、どのように独創的な作品に仕上げるかのプレゼンテーション力が審査点にあらわれました。
審査を通過した8グループは今月24日に行われる、播州産地の見学会に参加し、そこで作品製作で使用する素材を、専門家のアドバイスを受けて発注。それぞれの作品は、11月21~22日に東京国際フォーラムで開催される「JFW-JC2019」で展示・発表されます。 |