グローバル化するファッションマーケットにおいて、日本のテキスタイルは、エコ・テキスタイルや機能素材、染色・後加工をはじめ、その品質、技術、感性への評価が高く、国際競争力がある分野といえます。JFWジャパン・クリエーション(JFW-JC)では、ビジネスの国際化に対応し、昨年より海外へのアピールを強化するプロモーションに取り組んで参りました。
この度、本年10月開催の「インターテキスタイル上海」に、JFWジャパン・クリエーションとして出展することになりました。 日本のファッションテキスタイルイメージを集積発信することで、海外バイヤーに強力に印象付け、ビジネス契機と輸出促進を図る狙いです。 また、国内で年2回開催のJFWジャパン・クリエーションへの海外バイヤーの来場誘致も目指し、クオリティがアジアでオンリーワン・ナンバーワンの発信拠点である位置づけを確立して参ります。
「intertextile上海(中国国際紡織面料及輔料博覧会)」は、10月20日から4日間、上海新国際博覧中心で開催されます。展示面積は前回と同じ11万5000平方米で、20カ国が参加。昨年は2559社が参加し、4万9896人が来場しました。日本は昨年に続きW2ホールに「Creative Japan」を設置し、38小間と138平方米の日本展庁を設けます。この中に「JFW-JC in 上海」が20小間の規模で今回新たに参加します。
「JFW-JC」の前身である「JC(JAPAN CREATION)」は日本国内最大の生地見本市で、日本国産生地の情報を知るためには不可欠な展示会として位置づけられていました。その後、より世界のバイヤーに開かれた展示会への成長も狙い、「JFW JAPAN CREATION」として2007年12月に開かれた「08秋冬展」からリニューアルしました。「JFW(Japan Fashion Week)」の傘下に入ることで、「創・匠・商」に立脚し、生地メーカーだけの視点ではなく、バイヤーであるアパレルの視点も組み入れた展示会となりました。
現在、春と秋の年2回の展示会となり、今年4月8日〜10日に行われた「JFW-JC 2010春夏展」は、前年を上回る出展企業197社・215小間の規模で開かれ、2万1000人のバイヤーが来場しました。
この10月7日〜9日には東京・江東区の東京国際展示場(東京BIG SIGHT)で「JFW-JC 2010秋冬展」が開催され、10年の秋冬物の生地トレンドを発表する予定です。「JFW-JC in 上海」ではこの日本で行われる「JFW-JC 2010秋冬展」のエキスを上海に持ち込んで発表します。 |