東京都・東京製革業産地振興協議会主催の、東京産のピッグスキンによるファッションショー「PIGGY’S SPECIAL」が7日の13:30、15:00からの2回開催されました。東京を代表する若手デザイナーを起用することでも注目を集める同コレクションですが、今回はAKIRA NAKAと、MIKIOSAKABEの2ブランドが登場。AKIRA NAKAは「CROSSGENDER」をテーマに黒のストレッチ素材と光沢加工を施したピッグスキンのコンビネーションをメインに、マスキュリンテイストがかもし出すフェミニティーで現代のエレガンスを表現。MIKIOSAKABEは90年代にいたようなロックやヘビメタフリークの女のコをイメージした「TWILIGHT」をテーマにし、つや消しと光沢、ハードとソフト、分量感とフィット性など様々なピッグスキンの表情を、シンプルな切りっぱなしのTシャツを組み合わせることで際立たせていました。
10/8(木)の13:30〜と、15:00〜は、東京都専修学校各種学校の学生らによるショーが行なわれます。
[インタビュー PIGGY’S SPECIALを終えて]
MIKIOSAKABE
これまでは革といえば牛というイメージがありましたが、今回ピッグスキンでも全てができると分かったことが嬉しかった。加工の上手い業者が多く、自分で思った通り、あるいはそれ以上のことができました。軽さとフィット感を出すためにストレッチ素材と組み合わせたので、縫製工場を探すのは大変でしたが、ファーストサンプルから思った以上の出来でした。
AKIRA NAKA
ピッグスキンは重く、毛穴が目立つのではないかというネガティブイメージが完全に払拭されました。各企業の工夫によって、そういったイメージはとうにクリアされていて、最初の段階からこのままでは使えないというものはなかった。逆にこれがピッグスキン?と驚くことが多かったです。これまでラム、フォース、カウなど使ってきましたが、今後はピッグスキンでいろいろ試したみたくなる良い出会いでした。バッグや小物ではなく服で良いということを関連企業の方にも感じて欲しい思い、今回はよりリアリティを重視しました。
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