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photo_JFW-JC 2011 A/W

INDEX[1]進化するJFW-JC 2011AW 本日より開幕です
photo_進化するJFW-JC 2011AW 本日より開幕です

 今回の総合テーマは進化論の原理です。井上佐知子トレンド委員長は今回のテーマについて、「進化論の中では『強いものだけが生き残るのではなく、変化に対応できうるものが生き残れる』と説いています。現代という状況・環境の中で、人も企業も様々なものを抱えながら生きていますが、その時代に対応し、共に変化しながら進化していこうという強いメッセージを込めました。トレンド・コーナーのイメージは、エコロジー、環境、季節感、あるいは展示される素材を主役と考えた時に、白い世界という発想が湧いてきました」と述べています。

 そのイメージを具現化したのが空間プロデューサーの瀬川達也氏。

 「井上トレンド委員長から、冷たさも暖かさもある白い世界を表現したい、との話をいただいた時に、イメージの基本はベーシックだと思いました。白、雪、氷、樹氷、空気感とキーワードを出しながら、浮かんできた素材が発泡スチロールでした。白だけどウォーム感や軽さ、空気を含む感じも合致しました。長方形の発泡スチロールを組み合わせて4m近く積み上げ、雪のブロックを組み合わせて作る雪国の家を表現しました」と背景を語っていました。

 白い空間の中心に置かれた素材からは、各社の想いという温もりが発せられる輪の空間となりました。2011A/W JFW-JCへようこそ。
 

INDEX[2]JFW-JC運営委員会 貝原良治運営委員長

「JFW-JC」の重要な役割

photo_JFW-JC運営委員会 貝原良治運営委員長
 「JFW-JC2011A/W」展が開幕しました。今回は、284件/368小間、340社が参加しました。件数は前回を上回っており、出展企業の素材開発、そのディスプレーの仕方、プレゼンテーション力が回を重ねるごとにグレードアップしていることを実感します。

 JFW-JCは、東京で開かれる国内最大のテキスタイル総合見本市です。産地の単独展に比べ集客力も大きく、新規顧客の拡大に適しています。同時にいろいろな産地企業が出展することで、次回にはもっと工夫しようという刺激が生まれます。産地間のコラボレーションも生まれました。これが、JFW-JCが毎回グレードアップしてきた理由でしょう。

 産地はトップランナー企業だけでは成り立ちません。生産のチェーンは準備工程から始まり、後加工までどこが欠けてもいけません。トップランナーは自分の力で顧客を自社展示会に呼び込めます。しかし、中小企業の場合、どんなに開発力が優れていても、集客力に乏しいのも現実です。ですから、テキスタイルメーカー、とりわけ中小企業にとって、JFW-JCは重要な役割を果たしてきたといえます。それだけにこのJFW-JCの灯を、顧客目線を持って今後も継続していきたいと思います。今回の2011秋冬展をお楽しみ下さい。


INDEX[3]Tex-Promotion“FORM PRESENTATION”

photo_Tex-Promotion“FORM PRESENTATION” la Pucelle(ドレスメーカー学院)
 テキスタイルに関する知識を深め、それによって高度なクリエイティブな表現力をもつ人材を育てる産学連携プログラム。今回は、世界的な競争力を誇る日本のデニムと、さまざまな製品加工に焦点を当てた「デニムの後加工表現」がテーマです。

 今年は、東京と大阪で開催したデニムとジーンズの基礎知識を学ぶ「デニム大学」の受講が応募条件で、全国のファッション系専門学校と美術系大学13校40グループが応募、その中から審査を通過した8校8グループの作品が展示されています。

 各グループは7月に行われた産地見学会(広島・岡山)に参加した後、デニムを使った作品を制作し、それを後加工企業とのコラボレーションによって、思い思いの仕上げ加工を施しました。

産学コラボレーション委員会チーフコーディネーター 丹治龍子氏の話
photo_Tex-Promotion“FORM PRESENTATION” UNU(文化服装学院)
  今回は、まず作品をつくり、それを後加工によって完成させるという、ジーンズと同じプロセスで産学コラボをしました。デザイン画を描く前に「デニム大学」で知識を身につけ、備後産地で工場を見学するというのも、かつてない試みでした。産地企業の協力のもとで、知識と知恵と感性が融合したコラボレーションとなりました。

【展示するテーマとグループ名、学校名】(順不同)
protect denim/metamorphosis/(武蔵野美術大学)
Nude Color×Mou風を纏うデニム/ANNEN/
               (目白ファッション&アートカレッジ)
Bijou DENIM/pre pre nuit/(エスモードジャポン東京校)
Blockicy Blue/UNU/(文化服装学院)
Snail/なめくじソルトと百日咳/(文化女子大学)
Jeanne d’Arc/la Pucelle/(ドレスメーカー学院)
「人体」-The human body/1.aST/(東京モード学園)
光と影/woodruffkey/(文化服装学院広島校)


INDEX[4]Wool Street

実はエコでも優れています

photo_Wool Street 1
 今回の注目出展企業のひとつが、Wool Streetです。これは毛工連が尾州産地企業(C-54)、Team GIFU(C-53)、AWI日本支社(C-55)の3つのブースをとりまとめたもので、文字通り、ウールに関する企業が“路地”をつくって「ウールの魅力」「尾州のこだわり」をアピールしています。尾州産地のウール素材の感性、技術の可能性を披露しました。

 JFW-JCの誕生には、尾州産地が大きな役割を果たしました。それから12年。Wool Streetとして新たな提案を行います。ひとつは“エコ”です。ウールは天然繊維ですので、それだけでエコ。今回は旭化成せんいの「ベンベルグ」とAWI日本支社とのコラボで「ウール・ミーツ・ベンベルグ」を発表しています。これは今回のJFW-JCのために開発した新素材で、21点がオリジナルとして登場しました。

photo_Wool Street 2
 また、Wool Streetの什器やオブジェはすべてダンボールを再利用した環境配慮型ボードです。環境にやさしい100%リサイクル可能なエコ資材「Re-board」(日本製図器工業)を使用、ボードをくり抜いた部分はオブジェにも利用しています。展示素材も什器もエコでつながっています。

 ウールは秋冬の主役でありながら、このところ脇役を演じていた感があります。しかし、トレンドはウールに追い風となり、回復基調が明確になってきました。今回は英国・チャールズ皇太子が、自ら発案したグリーンとサスティナビリティをテーマにしたウールキャンペーンを紹介するビデオ出演コーナーもあり、ウールのエコを応援しています。


INDEX[5]2日目スケジュール

10月14日(木)
10:00     開場
11:00   フォーラム<イベント会場>
「海外市場開拓Part-Ⅰ『これからのインド・マーケット』」
13:30   PIGGY’S SPECIAL〜学生<イベント会場>
15:00   PIGGY’S SPECIAL〜学生<イベント会場>
18:00     閉場

※フォーラムの詳細と参加申込み http://www.japancreation.com/forum/2011aw/
※3日間のスケジュール http://www.japancreation.com/2011aw/overview.html#schedule

 
 
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