『丹後織物工業組合/丹後ファッションウィーク開催委員会』 (2008/10/08)
『洋装から和装・小物まで、丹後織物の粋を結集』
「丹後RBA in JFW-JC2009AW」として、丹後2市2町に拠点をおく16社が、JFW-JCへ大規模ブース(228平方メートル)で出展参加します。従来からの服地織物8社に加え、和装用途の白生地や先染、小物まで結集しました。ブース中央では婦人服を主体に28スタイルの製品サンプルを展示します。和装は小幅織物ですが、その特性を生かした洋服やインテリアも増えてきました。
名称のRBAは「RED-BACK ATTACK」の略です。丹後の“丹”には赤(朱)の意味があり、川上に位置する丹後産地が消費者と接する川下に直接提案していこうという思いを込めました。丹後ちりめんで培った高い技術力を背景に、シルクから化合繊などの素材を駆使し、多彩な丹後織物を紹介します。
http://www.tanko.or.jp/
【(株)大江】
ブラック・フォーマルをメーンに、婦人フォーマル素材を展開しています。シルクのふくれやシルク・ウールのふくれ、シルク・ウールとモルフォテックスの三種混ふくれなどを得意としています。モルフォテックスの高率混(23%)には定評があります。
無地が多いフォーマル衣料において、同社独自にデザインしたオリジナルの50柄を開発しており、差別化したいアパレルから大変喜ばれています。婦人フォーマル衣料は1反から製造可能です。
約20年前から単独で輸出にも取り組んできました。商社を介して、海外でも高く評価されています。
【創作工房 糸あそび】
自社で数種の織機を持ち、シルクを主体に、手織りやジャカード、ドビー、絡み織といった技法を用いた高付加価値の生地作りを心がけています。自社で絣染した多彩な糸を使ったオリジナリティあふれるテキスタイルが特徴です。
特に、手絣染や手織などハンドメイドの織物「絹リボン織」は、経糸にリボン状のシルクテープを使用したオリジナル商品。ジャカードで柄をのせることもできます。
丹後織物の特徴の一つは“細番手の高密度織”ですが、当社では太番手を主体としたシルクのツイード調なども得意としています。主な用途は婦人服地で、マフラーやストールといった先染物の企画製造も手がけています。
「服地は1mから、着物は1反から」の社訓に基づき、小ロット多品種で、お客さまの様々な要望に応えます。
【田勇機業(株)】
良質の絹にこだわり、撚糸から織り、染めまで一貫工程で高級丹後ちりめんを製造しています。小幅織物ですが、ミセスの高級婦人服を主体に、ショールなどのネック回り商品から、帽子やブーツなどのパーツなど幅広く活用されています。
和柄だけでなく、一見ちりめんには見えない、軽く透明感のあるトランスペアレントの素材など、多種多様にそろえました。また、絹の三角形断面と濡れた状態で起こる毛羽立ち—という特性を生かして肌の角質を落とす、強撚シルク使いの浴用タオルや洗顔パフも開発しています。
当社は、中小企業庁の「JAPANブランド育成支援事業」に採択されている京都府商工会連合会「丹後テキスタイル」の一員でもあります。他のメンバー企業とコラボレーションし、丹後の小幅白生地を生かしたウエディングドレスも製作しました。ほどけば1反の生地に戻るというものです。これを通して「もったいない精神」を国内外で追求していきます。
「丹後RBA in JFW-JC2009AW」共同出展者
(株)一色テキスタイル、(株)大江、創作工房 糸あそび、大善(株)、タカモトシルク(有)、宮真(株)、吉村機業(株)、篠春織物(株)、田勇機業(株)、(株)安栄機業場、(有)山政テキスタイル、柴田織物、コウジュササキ(株)、民谷織物、安田織物(株)、丸幸織物(有) http://www.japancreation.com/2009aw/exhibitor/detail.html?id=91 |