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INDEX[1]JFWジャパン・クリエーション2011S/S ファイナル・レポート

photo_JFWジャパン・クリエーション2011S/S ファイナル・レポート_01

4月21日から3日間開催されたJFWジャパン・クリエーション(JFW−JC)では大勢のバイヤーが最新の素材情報とインスピレーションを求めて来場、出展者は新たなビジネス・チャンスを求めて集い、情報交換を行う場となった。

■ JFW-JC 2011S/S 出展状況 <新規・復活>

87件/109小間 (2010S/S実績:140件/215小間) *スペース出展は12㎡換算
<14件/18小間>
*参加総企業数 95社

□ 出展内訳   (*参加総企業数)

・ ビジネステキスタイルゾーン :
・ プロモーションゾーン :
33件(*37社)/43小間 < 3件/ 3小間>
54件(*58社)/66小間 <11件/15小間>

□ 初出展企業(13社)

(株)INFASパブリケーションズ、岡本製革所、(株)グラムス、(株)ティーエムテキスタイル、
(有)ナックジャパン、(株)南海プリーツ、(有)ぬくもり工房/(社)静岡県繊維協会、八田経編(株)、
(株)ポリ・テープ・ジャパン、MODA ITALIA NETWORK LTD、(株)ラカム、ラ・ジョイア、
ワースワイル・ドット・コム(株)

□ 復活出展企業(1社)

(有)遠州ネット/(社)静岡県繊維協会(08AW復活)

■ 来場者数:13,958名

・ アパレル
・ 小売
・ 問屋、商社、企画会社
・ 業界関係者、学生
・ プレス
・ 海外
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4,329名
744名
5,006名
3,747名
132名
(内数:123名)
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■ 出展/来場者状況

深刻な景気低迷が続くなかで開催されたJFW−JC2011S/S。
リーマンショック後も毎回前年を上回る出展件数を維持してきたJFW−JCだが、今回は海外の主要テキス タイル展と同様にその影響を大きく受け、開催規模縮小を余儀なくされた。

その要因は—
出展に関わる経費、試織見本(新作)経費の捻出が困難で、出たくても出られない企業の増加。
JFW−JC開催週と、その前週に多くの展示会(大手合繊メーカー系列、産地展)が開催された事による 出展者の分散。

また、来場者数も同様に減少した
その要因は—
同時週に都心で開催された複数の展示会への分散。(同上②)
天候要因:特に2、3日目には雨天で真冬並みの寒さだった。
アパレルの企画・生産業務のアウトソーシング化の更なる進行。(素材展に出向く必要性の低下)
出展者減少に伴う出展者発送による招待状発送数の減少。(主催者発送とは別途)

しかし、出展者からは『これまで以上に手応えを得た!』という声を、数多く聞く展示会でもあった。厳しい経済情勢のなか出展してきた出展者の”やる気”と、悪天候にも関わらず来場したバイヤーの“本気”が相乗効果となり、今まで以上に内容の濃い商談が繰り広げられた。( 『出展者の声』:後述 )

photo_JFWジャパン・クリエーション2011S/S ファイナル・レポート_03
大手メーカーやコンバーターの出展が少なかった分、個性的でこだわりの中小企業が数多く出展した。特にエコ商材を出品した出展者は来場者の関心を集め、エコロジーが単なる一過性のブームに終わらず継続した関心事である事を証明した。
また、テキスタイル以外にも服飾資材・二次加工・情報ソフトなど、JFW−JC出展者のすそ野が年々広がっている事で、他のテキスタイル展では得られない出会いや情報収集が可能となり来場者の利便性も向上している。
数の上では減っているものの、出展・来場者とも目的意識が明確な層に絞り込まれている事で、これまで以上に手応え得る展示会となった。

□ 海外来場者

アイスランドの火山噴火によるヨーロッパ全空港閉鎖の影響を受けたにも関わらず、ほぼ前年並みの123名の海外バイヤーが来場した。
国別では、韓国がトップ。次に台湾、中国・香港が続き、アメリカ、カナダ、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、オーストラリア、タイ、と12ケ国・地域のバイヤーが来場した。

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■ 会場レイアウト

今回は会場全体のレイアウトを大幅に見直し、全体の9割にあたる出展者が2面開放の角小間となる様に工夫した。また、通常の大型展示会にありがちな“裏通り”を作らない工夫と、ゾーニングは維持しながらも入場制限を撤廃したことで、来場者が効率よく回遊し、出展者・来場者双方から好評だった。



■ JFW−JC2011S/S 関連事業

□ トレンド&インデックス、エコ・テキスタイル、サポートインダストリー・コーナー

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□ JFW−JC Forum

第一線で活躍する講師陣が日本のテキスタイルやマーケットの最新情報やテーマに沿った解説を語る“JFW−JCフォーラム”。今回は、世界の工場から巨大市場へと変貌を遂げる“中国”にスポットを当てたセミナーを、会期2日目に開催。その他にも、グローバル・スタイリング・ディレクションや「今の気分」を反映したヒット・ランキング、ツイッターやブログなど、旬な話題満載で、毎回満席の盛況だった。

フォーラムレポート
http://www.japancreation.com/forum/2011ss/report.html

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■ JFW事業間連携 (連携事業名)

□ デザイナーコラボレーション (JFW東京コレクション・ウィーク)

繊維・ファッション業界の「創・匠・商」の連携推進を図るJFWコラボレーションプログラム。今回は、「エコ・モード」をテーマとし、出展者とファッションデザイナーのコラボレーションにより日本のエコ・ファッションを広義にとらえ、その技術と感性を具現化した製品を素材とともに展示した。

http://www.japancreation.com/2011ss/news/20100422/#index_01

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□ 『Best of TA・KU・MI』 デザイナー・セレクション (JFW新人デザイナーファッション大賞)

「2010A/W Best of TA・KU・MI」入賞展示されたテキスタイルの中から、新人デザイナーファッション大賞の支援デザイナー3名によりセレクトされ、製品化された。今回は、『2010 アジアン・デザイナーズコレクション in Tokyo』にて披露された製品を展示した。

ファッションデザイナーインタンビュー
http://www.japancreation.com/2011ss/news/20100421/#index_03

テキスタイルデザイナーインタビュー
http://www.japancreation.com/2011ss/news/20100422/#index_02

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□ SHINMAI Creator's Projectコーナー (SHINMAI Creator's Project)

日本国内にもビジネスの拠点を置き、モノづくりをしようとしている国内外の有能な若手デザイナーを支援する「SHINMAI Creator‘s Project」。今回はJFW−JC2010A/W展にて調達した素材を中心に構成されたコレクションの中から、日本人デザイナー4名の作品を紹介した。
また、今話題の3D映像で「第2回 SHINMAICreator‘s Project」のショーを、46inchモニターにて披露し、来場者から高い関心を集めた。

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■ JFWジャパン・クリエーション 2011Spring/Summer『出展者の声』

□他のイベントにはない質の高い来場者であり、商談に『本気』を感じ、充実している。出品している商品は量よりブランディングを考えながらの戦略の為、そのきっかけをつかめればと思っていたが、十分成果を出せたと思う。

□今回は、今迄で最もリファレンス依頼が多かった。JFW−JC出展により自社の知名度upや、バイヤーの望むことを直接知ることができる上、素材開発に関して来場者からの生の声をヒアリングできる最適の場と考えている。見本織機で作る経費を考えれば、この場に出て新規のものづくりを考え、商談につなげる方がよい。

□今回は初日から自社ブースへの来場が多く、通常の30%以上多いリファレンス・サンプル依頼がありました。
スポーツブランドや異業種の来場者も年々増え、来場者のすそ野が広がっていることを実感しました。

□初出展だが、付加価値を求める来場者に手ごたえを感じた。大手アパレルとの商談もあり満足。これから具体的なフォローの商談をしていく。2011AW展へも継続出展したい。

□継続出展により、来場者からも認知され期待されていると感じる。自分達の提案に対して、プロのバイヤーからの評価が得られ、求めていることを話し合える最良のコミュニケーションの場であり私達にとっては発見の場である。

□JFW-JCに来場するバイヤーとは、毎回、新規・既存含め、今後に繋がりそうな出会いがあり満足している。

□JFW−JC産学コラボレーション事業に参加したおかげで、今年も数名の新人社員が入社した。次世代の育成も大変重要な事業であると認識している。

□今回初めて出展し、デザイナーコラボにも参加させていただきましたが、小間の場所もデザイナーコラボ近くで、効果がありました。また、様々な消費者イベントに参加している経験を活かして参加型のブース仕様としましたが、言葉は悪いですが「芋を洗う」くらい、お客様に来場していただきました。初参加としては大成功でした!

□継続出展によって我社の認知度が上がっていることを実感している。特に、今回は大手アパレルが自社ブースを訪れ、大変、実りの有る出展だった。

□東京に出張して得意先を1件ずつ訪問するよりもはるかに効果的。当社にとっては費用対効果がある展示会。
継続出展によって東京地区の取引先もかなり増えた。

□会場全体の演出センスがとても心地良く素晴らしい。JFW−JCには初出展だが、ここに出て正解、ここに解決のヒントがある。ドイツ本社から幹部が視察に来たが、とても環境が整った高感度な展示会であると感動して帰った。


 

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