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繊維ファッション産学協議会の主力事業である産学コラボレーション“FORM PRESENTATIN”の審査会が7月1日、JFW(日本ファッションウィーク推進機構)で行われました。ファッション系専門学校や大学の学生を対象に、毎年行っているもので、今回で13回となります。今年のテーマ素材は天池合繊が提供するオーガンジーHAGOROMO。
6月にオーガンジーの基礎知識を得るために開かれた「HAGOROMO大学」を受講した学生のうち、15校49グループがポートフォリオを作成して応募しました。応募したポートフォリオは、どれもが個性的な作品。天池合繊の天池社長をはじめ、同社のスタッフやデザイナー、業界関係者などが審査し、8グループの作品が選出されました。
ファッションテーマは「トランスペアレントな冬」。世界でもっとも軽いテキスタイルといわれる同社のオーガンジーを使用するとあって、若々しく斬新なアイデアが多数見られました。オーガンジーに中綿を詰めたキルティングのようなものから、さまざまな染色をほどこすなど加工も多彩。一次審査を通過した8グループは、このあと8月に石川県七尾市にある同社の工場を見学したのち、使用する生地を決めて作品制作にのぞみます。その完成品は11月19~20日に開催される「JFWジャパン・クリエーション」の会場で展示発表されます。 |