ミラノ・ウニカ速報!「JFW JAPAN CREATION」第135号(2009/02/04)
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■■ 「JFW JAPAN CREATION」 第135号 (2009/02/04)
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こんにちは!!
2月に入り、ヨーロッパでは各テキスタイル展示会が次々に開催されます。
さっそく、ミラノからレポートが届きましたのでお送りいたします!
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[1]海外展示会レポート:ミラノ・ウニカ
[2]グリーン&グリーン〜広がる“チーム・マイナス6%”
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■Index[1]:海外展示会レポート:ミラノ・ウニカ
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「ミラノ・ウニカ」開幕
新たな会場構成で来場者に魅せる
イタリアの合同テキスタイル展「第8回ミラノ・ウニカ(MU)」が3日、ミラ
ノ市内のフィエラミラノシティ・ポルッテッロで開幕しました。イタリア繊維
業界に直撃する不況の波とともに天候不順が重なり、会場内は閑散とした出足
でしたが、少しずつ各ブースでの商談は熱気を帯びつつあります。
出展者は前年同期実績の659社から543社に減少。会場の総面積も5000平方メ
ートル減り、2万2000平方メートルと不況の影響が如実に出ています。出展者
の内訳はイタリア国内の430社(前年同期551社)をはじめ、フランス、スペイ
ン、英国、ドイツ、ポルトガルの順で113社(同148社)。クラレ・ヨーロッパ
やYKKイタリアS.P.Aなどの現地日系企業も参加しています。
ミラノ・ウニカは「イデアビエッラ」「イデアコモ」「モーダ・イン」「プ
ラート・エキスポ」「シャツ・アヴェニュー」の5つの合同展ですが、今回は
レディース部門が、見本市を構成する各展示会同士の区別を行わず、完全に一
つに統合。発進力を強化しています。
また、MUは3日、パオロ・ゼニア氏が会長を辞任し、新たに会長として「イ
デア・ビエッラ」会長のピエル・ルイジ・ロロ・ピアーナ氏が、運営代理権を
持つ副会長に「モーダ・イン」会長のアルベルト・イエルミーニ氏が就任する
ことを発表しました。
ゼニア前会長は経済危機について「始まったとき限定的だと思っていたが、
世界的な危機になった」と述べ、実経済にも影響が及び「心理的なインパクト
が大きく、消費の冷え込みはしばらく続き、回復を望めない」と懸念を示して
います。とくに繊維業界は「雇用が多く、国内経済にとっても重要な業界」と
して、雇用維持に対する政府への対応策を求める必要性を強調しました。
新たに会長になったロロ・ピアーナ氏も「イタリアの繊維産業を支える企業
は中小企業が中心で、今後政府の柔軟な支援策が不可欠」と述べています。さ
らに「コスト削減は大事だが、若い人や技術者など人材面での投資はノウハウ
を継承していくためにも削減できない」ことから、公的支援の必要性を示しま
した。
会見に同席していた経済発展省のアドルフォ・ウルソ副大臣も両氏の発言を
受けて、繊維業界だけでなく業界全体への景気刺激策として「今後3年で340億
ユーロ(約5兆4400億円)の予算を組んでいる」と述べ、政府としても対応策を
打ち出していることをアピールしていました。
http://www.japancreation.com/news/report/
■Index[2]:グリーン&グリーン〜広がる“チーム・マイナス6%”
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最近は景気ばかりに話題が集中し、やや関心が薄れてしまったように映る環
境対策ですが、昨年から京都議定書に定められた温室効果ガス削減目標の第一
約束期間に入りました。それは2012年までの5年間の排出量を1990年にくらべ
6%削減するというもので、さまざまな業界で目標達成のための自主行動計画
が発表されています。その骨子となるのがCO2の削減で、これを環境省では
「チーム・マイナス6%」と銘打って、企業だけでなく、国民一人ひとりが参
加するよう呼びかけています。
とはいえ、いきなり「6%削減」といわれて即座に対応できる人は、そう多
くないと思われます。節電ぐらいは思いつきますが、何をどのぐらい気をつけ
れば6%にたどりつくのか…。そのあたりの参考事例をチーム・マイナス6%
事務局(http://www.team-6.jp/)では、次のように算定しています。
1)暖房を20度、冷房を28度に設定すると0.6%減(1世帯あたり)
2)シャンプー時など水道の蛇口をこまめに節水すると1.3%減(同)
3)クルマの駐停車時のアイドリングストップで0.7%減(同)
4)家電などのエコ製品を使用すると冷蔵庫で2.9%減、エアコンで2.2%減(同)
5)エコバッグ使用による過剰包装の削減で1.1%減(同)
6)電源のプラグをこまめに抜く節電で1.1%減(同)
「一人ひとりの力はそれほど大きくないかもしれません。でもみんなの力がチ
ームとなって結集すれば、地球規模の大きな力になれるのです。『チーム・マ
イナス6%』には、そんな思いが込められています。そして、その力は、確実
に地球温暖化防止に役立つのです」
環境対策では、リサイクル(3R)にはじまり、カーボンオフセットやカー
ボンフットプリント、オーガニック製品など、いろいろな取り組みが行なわれ
ていますが、身近にできるチーム・マイナス6%は、CO2削減とともにエネルギ
ー費用の節減にもつながります。ちなみにこまめに電源を抜くだけで、年間の
電気料金が3400円(1世帯あたり)も安くなるそうです。
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http://www.japancreation.com/news/green/
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