JFW JAPAN Fashion Week TOKYO

「JFW JAPAN CREATION」 第125号

フォーラム・トピックス2「JFW JAPAN CREATION」第125号(2008/11/19)

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■■       「JFW JAPAN CREATION」 第125号 (2008/11/19)
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こんにちは!!
  今回は、JFW-JC2009A/Wの産学コラボレーション「Japan Tex-Promotion」
の関連フォーラムから、mastermind JAPANの本間正章氏の講演を紹介いたし
ます。

■INDEX
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[1]フォーラム・トピックス2
[2]jc(ジェシー)のちょっとイッ服—『雪虫ふわふわ〜』
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■Index[1]:フォーラム・トピックス2
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「日本の素材や技術は素晴らしい」
mastermind JAPANの本間正章氏

 JFW-JC2009A/Wの産学コラボレーション「Japan Tex-Promotion」の関連フォ
ーラムで講演した「mastermind JAPAN」のデザイナー本間正章氏は、同社が
“ハイエンド・カジュアル”で欧米の高い評価を受けるまでにいたった経緯を
述べるとともに、日本のテキスタイルや加工技術について「日本は世界のトッ
プクラスにある」と評価する一方で、「その認識が日本のクリエーターは不足
している」と言及しました。

 同社は2001年にパリで展示会を開いたのを契機に、世界の高級専門店で扱わ
れるようになりましたが、その当時を振り返って本間氏は「当初は失敗の連続
だったが、他のブランドと比較できない商品を開発したことが、その後の評価
につながった」と述べています。そのヒントとなったのが、ロサンゼルスの高
級メンズショップとして知られるマックスフィールドのオーナーでした。「君
たちの商品は悪くないが、価格と品質のバランスが悪い」。

 このアドバイスを受けて帰国した本間さんらは、コスト削減を検討してみた
ものの、小さな会社でコストの引き下げは無理。それなら「他にない品質を開
発することによってトータルバランスを高めよう」という結論に至りました。
世界に例のないテキスタイルや加工技術を開発し、それとデザインの組み合わ
せによって、ブランドのオリジナリティを高めていく。もちろん、まだ無名に
近いブランドに手を貸すメーカーは多くなかったものの、メーカーとの折衝を
続けるうちに本間さんへの賛同者が徐々に増えていきました。

 「価格が高いと感じるのは、何かと比較されるから。比較する根拠をなくせ
ば『高い』と言わなくなるはず」
  それがオリジナリティの第一歩となりました。ちなみに最近の開発素材で本
間さんは、スーパーファイン・ウールの生地に穴をあける、いわゆるジーンズ
のダメージ加工に似たアイデアを持ち込みました。企画を持ち込まれたテキス
タイル・メーカーは、この突飛なアイデアに困惑しましたが、何度も試作を繰
り返し、ようやく高級感のある“ダメージ・クロス”が完成しました。それを
使って商品化すると、有名ラグジュアリー・ブランドから「うちでも使わせて…」
という要望が舞い込んできたそうです。

 こうした状況について本間氏は「日本にこれだけのテキスタイルや加工があ
ることは、デザイナーとして恵まれている。メーカーと打ち合わせをすればす
るほど、素晴らしい技術に出会う。これだけ素晴らしい素材が集積するJFW
ジャパン・クリエーションにデザイナーがやってこないのが不思議でならない」
と語っていました。

 

■Index[2]:jc(ジェシー)のちょっとイッ服—『雪虫ふわふわ〜』
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 今年は雪虫が大量発生しているらしいです。雪虫というのはですね、朝夕の
時間帯に、ふうわりふわふわ〜と、空中を飛んでいる、小さなけもけもした白
っぽい虫のこと。晩秋の頃に現れて、飛んでいる姿が、綿ぼこりや雪のように
見えるので、こんなにはかなげで風情ある名前が付いているのですが、実はア
ブラムシの仲間なんですよ。正式名称はリンゴワタムシ(林檎綿虫)で、リンゴ
の害虫としても有名だそうです。

 朝晩、街を歩いていると、時たま服に付いていたりしますよね。写真を撮ろ
うとチャレンジしたのですが、上手くできずに挫折しました…。今度じっくり、
観察してみてください。

 

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