JFW Textile News 一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構 
	https://www.japancreation.com/
JFW Textile Fair 2022A/W - No.3 -


INDEX[0] JFW Textile セミナー ~サステナブル繊維の認証基準を初歩から学ぼう~

Photo_Index_00_01

今回の「JFW JAPAN CREATION 2022」「Premium Textile Japan 2022A/W」では、JFW Textileセミナーを開催します。豊島株式会社の平沢希久子氏を講師に迎え、サステナブル繊維の認証基準について講演いただきます。

業種、職歴などに関わらず、どなたでもご参加いただけます。


   日時 2022年12月7日(火) 14:00~15:00
   会場 東京国際フォーラム ホールE-2 セミナールーム
   費用 無料





INDEX[1] 注目の出展者紹介  Premium Textile Japan 2022 Autumn/Winter

日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)主催の「Premium Textile Japan 2022 Autumn/Winter(PTJ)」が12月27日から2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催されます。新型コロナウイルス禍の中ですが、今回は66件(うち新規3件)が出展を予定しています。PTJ出展者の一部を紹介します。



古山株式会社 <A-27> *初出展

天然素材を中心に初出展


浜松市の古山はPTJに初出展します。天然素材(綿・麻)の布帛を主体にしたオリジナル商品の展開が強みです。浜松産地で加工した柔らかい風合いの仕上げが特徴で、オーガニック素材も扱っています。

今回出品するオーガニックリネンは、リネンのナチュラルな雰囲気を活かしたカジュアルな仕上げ加工を施しました。国内であまり見かけないインド産の先染めコール天は、インドで柔らかく織り上げたことによる優しい風合いがあります。浜松の工場で仕上げたコットンウール素材は柔らかく、膨らみ感も有しています。

同社のホームページでは一般消費者向けのネット販売「ラトワール 生地のお店」も展開。小学校の家庭科の授業などを想定して、天然素材のオリジナル生地をカット販売しています。PTJに出展することで「より多くの方に当社の素材を知っていただき、新規顧客を増やしたい」と話しておられました。

Photo_Index_01_01


スタイレム瀧定大阪株式会社 17課 <C-52> *初出展

意匠力が魅力


スタイレム瀧定大阪の17課は、PTJに初出展します。「意匠力を活かした各産地との協業によるメードイン・ジャパン素材の紹介と新規顧客開拓」を目的にしています。同社の強みは情報力、豊富な資料を活用した素材開発力と展開力、生地のストックサービス機能などにあります。

PTJにはリサイクルポリエステル、キュプラを使用したサステイナブル意匠素材を出品します。北陸や米沢産地などと協業したオリジナルジャカード素材も紹介します。ポリエステルを中心とした複合素材で、ピースダイ、ヤーンダイともに対応可能、意匠力が魅力です。また、顔料インクジェットによるサステイナブルプリントの新しい提案も行います。コントラストが高く、シャープな味が出ます。素材を選ばす、加工時の水の使用量も削減します。「販売チャネルが多様化する中で、当社の商品を多くの方に触れていただき、新たな出会いの場になるよう期待」しています。

Photo_Index_01_02


西川毛織株式会社/株式会社イチテキ <A-01> *初出展

ウールの可能性を訴求


西川毛織(名古屋市)とイチテキ(一宮市)は、会社の知名度向上と新規顧客開拓を目的にしてPTJに新規出展します。主にウール素材を扱うグループで、生機などを備蓄した商品もあるため、迅速で細やかな対応、低コストでのモノ作りが可能です。カシミヤ、アンゴラ、モヘアなどの高級獣毛も得意としています。

今回の出展では「ウールの可能性をアピールしたい」とし、「カーボンニュートラルや生分解性の観点からも、ウールはサステイナブル素材である」と訴求します。生機や仕上がり生地でも多品番の在庫を保有しており、ストレスなく少量からの納品も可能です。単価面でも扱いやすい価格帯のウール生地の開発にも注力しています。フォーマルからカジュアルまでシルエットに合わせた生地を用意しています。

「出展により、既存の重衣料のお客様だけでなく、カジュアルやアスレジャーといった分野の新たなお客様との出会いを期待」しています。

Photo_Index_01_03


アゲハラベルベット株式会社 <B-64>

豊富なベルベット


アゲハラベルベット(東京都中央区)はPTJに復活出展します。工場は福井県鯖江市にあり、織りから染色、加工までベルベット素材を一貫生産する企業です。ベルベットの様々なバリエーションを提案します。

シフォン、ジョーゼットタイプの薄手のオパールベルベットと、綿をベースにしたオパールベルベットを紹介します。また、リラックス感のあるベルベットとしてくったりした落ち感、ドレープ感のある柔らかなベルベットを提案。毛足の短いものから少し長めの生機までバリエーションがあります。クラッシュしたベルベットは、シワ加工によるもの。「レーヨンベルベット、コットンベルベットでの素材感や、クラッシュタイプの違いによるイメージの広がりを感じていただける」出品です。

ベルベットはファッション、インテリア、資材など幅広い分野で使用されていますが、「既存のお客様はもちろんですが、新たなお客様との出会いも」期待しています。

Photo_Index_01_04


国島株式会社 <A-17>

オリジナリティーが魅力


尾州産地の国島は、2002年にプルミエール・ヴィジョンに日本企業として初めて出展しました。以後、海外の販売実績、自社設備の保有、オリジナリティーなどの厳しい出展条件を満たし、毎年2回の出展を継続してきました。パリ、ミラノ、ニューヨークにも販売拠点を設けており、欧米の有名ブランドと取引実績があります。

今回のPTJ出展は国内販路拡充のためです。ウール、リネン、三元組織の織物を基調にシーズンカラーを差した無地物のグループは、丈夫で長持ち、生分解性にも優れたサステイナブルな生地です。絞り染め生地は、高密度に織られたオリジナルの毛織物に、日本の伝統工芸に指定された有松絞りを施した老舗コラボレーション企画です。主に掛け染という技法を駆使しており、油やさび汚れを絞り技法を使って染めました。

絣生地は、シャトル織機を使用して経糸、緯糸ともに負担をかけないようゆっくり時間をかけて丁寧に織り上げました。表面に凹凸感のあるふっくらとした温かみのある風合いが特徴。高密度のため耐久性もあります。

Photo_Index_01_05


高野口パイルファブリック <D-48>

新規販路を


高野口パイルファブリックは、新規販路開拓を目的に高品質なパイルファブリックなどを提案する企業7社が出展します。

岡田織物はパイルがフレンチメリノウール(南フランスのアルル地方産)の生地を提案。日本ハイパイルはパイル部に再生ポリエステルを使用。「SDGsを意識した。ロングシャギー(ファー調)が特徴」のようです。ヤマシタパイルのYP-85300は、パイルにウール100%、グランドはコットン100%と天然繊維の組み合わせです。青野パイルは綿100%で、柄域無制限のパイルと天竺で構成された立体的ベロアジャカードを出品。中野メリヤス工業のNT-1310は、「究極のボア。環境に配慮、毛抜け減、暖かい、軽い、通気性、伸縮性、ドレープ性に優れる。世界に数台しかない編み機で作った。パイルが地糸にWに編み込まれているため、抜けにくい」ようです。妙中パイル織物は様々なベルベットなどを提案。野上織物は再織を紹介。最大31色まで表現可能な表裏のない織物(写真)です。

Photo_Index_01_06


株式会社コーラル <B-13>

特殊生地を展開


婦人服地や副資材などを販売するコーラル(大阪市中央区)は自社や新商品の認知度アップとともに、新規顧客開拓を目的に出展します。強みは「ラメ、ストレッチ、スパンコールなどの特殊生地」にあるようです。同社はストック生地を使ってステージ衣装のパターンオーダーも行っており、本格的な衣装をリーズナブルな価格で提供しています。

今回は光沢のあるオーロラシートを提案。オーロラ状に光る合皮のような生地です。高級感のあるジャカードはポリエステル素材、きらびやかでゴージャスなスパンコール生地などを提案します。スパンコール素材は衣装用やディスプレーにも使われています。

同社はインターネット販売「コーラルオンライン」も展開しています。定番商品、スポット商品などを在庫して販売しています。

Photo_Index_01_07


株式会社SHINDO <D-35>

リボン・テープの創造性を


SHINDOは「服飾資材の魅力を訴求。リボン・テープの持つ創造性を広げたい」と出展します。同社は700品番におよぶ定番商品があり、「必要な時に必要な数を供給できる。自社品質管理システムによる高品質な製品の製造、アジアや欧米でのグローバル展開」が強みです。

今回はサステイナブルをテーマに環境に配慮した定番シリーズを展開。リサイクルポリエステルのニットテープ、パイピング、コード、ベルト、インサイドベルトなどベーシックな使い方の服飾資材を提案。豊島との連携で廃漁網からのリサイクルナイロンも紹介します。欧米メゾンも使用するレーヨングログランリボンは54の新色を追加し、全201色になりました。中折れ入りやメランジュタイプのグログランリボンも出品します。コロナ禍で抗菌素材が多くなっていますが、抗菌ニットテープや防臭テープなど機能資材も多数展示します。

Photo_Index_01_08


敦賀繊維株式会社 <C-25>

立体感あるレースなどを


エンブロイダリーレースの敦賀繊維はPTJの初回から継続出展しています。新規の顧客開拓と従来の得意先の掘り起こしを目的に、「今後の商談の起爆剤になれば」と期待して今回も出展します。

同社は福井県敦賀市に工場を有し、企画、受注、販売は東京と大阪で行っています。毎年約1000柄以上の新作を作成、後染め在庫も用意しています。「新作見本の制作と従来サンプルと合わせて1万柄があり、お客様に対し別注柄を迅速に対応できる」ことが強みです。

今回は立体感、ボリュームのあるレースを提案。これは1つの柄に異種の太糸を使用して織り上げたもので、綿12単3子撚りやウール20双糸など太番手糸を在庫しています。また、レースの下地にサステイナブル生地を使用したタイプもあります。単調な柄ではなく、大柄でパネル調に表現したパネルキルトなども紹介します。

Photo_Index_01_09





INDEX[2] JFW TEXTILE VIEW 2022 Autumn/Winter

< 瞬間を築く >
レトロ・エボリューション アート・エボリューション
レトロ・エボリューション アート・エボリューション


ポップ・エボリューション エコ・エボリューション
ポップ・エボリューション エコ・エボリューション






INDEX[3] JFW Textile Online Salon <JTO>
JFW Textile Online Salon <JTO>

日本発 テキスタイル・ポータルサイト<JTO>は、出展者の提案素材をデジタル上で検索と情報収集ができます。
いつでもどこでも、欲しい時に欲しい素材情報が簡単に取り出せてテキスタイルビジネスに活用ができます。


Photo_Index_03_02

12月開催の「Premium Textile Japan 2022 Autumn/Winter」
出展者の提案素材をいち早くご覧いただけます。


jfw-textile-online.com >>>




INDEX[4] 12/7(火)・8(水) 東京国際フォーラムにて開催! JFW JAPAN CREATION 2022 / Premium Textile Japan 2022 Autumn/Winter


Photo_Index_04_01   Photo_Index_04_02


会 期 2021年12月7日(火) 10:00~18:00・8日(水) 10:00~18:00
会 場 東京国際フォーラム ホールE
主 催 一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構
当展における新型コロナウイルス感染症予防対策
ご来場・ご出展のみなさまへのお願い >>>


■ 事前来場登録制 
   新型コロナウイルス感染症予防対策として、招待状を中止し、WEB事前登録での入場とします。ご来場の際には、WEB事前登録が必要です。WEB登録サイトから、申請者情報を入力し、事前に入場証の準備をお願いします。
WEB事前来場登録サイト  >>>
   主催者(JFW)発行のバーコード付き入場証は、点線部分を切って入場証(ネームカード部分)を会場にお持ち下さい。この入場証をお持ちの場合は、事前登録いただく必要はありません。


■ JFW JAPAN CREATION 2022 開催概要 >>>
■ Premium Textile Japan 2022A/W 開催概要 >>>
■ 受講受付中:テキスタイル・ワークショップ ~日本の素材を学ぼう!~ >>>








image_e-MilanoUnica Connect

このメールは、過去にJFW推進機構が主催するテキスタイル展にご来場いただいた方や、JFWジャパン・クリエーションホームページ上にてメルマガ登録をいただいた方、ならびに関係者の方々にお送りしております。
なお、当メールの送信アドレスは送信専用となっております。このアドレスに返信していただいてもご回答をお送りすることはできませんのでご了承ください。お問合せおよびご登録内容の変更や配信停止をご希望の方は、文末のお問い合わせ先へお願い致します。


◆お問い合わせ・発行 : JFWテキスタイル事業 事務局
・ 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-6-10 Giraffaビル6F
・ Mail : info@japancreation.com

◆配信解除ご希望の方は、以下より解除手続きを行ってください。
https://www.japancreation.com/mailmag.html

Copyright(c) JFW Textile Div., All rights reserved.