JFW Textile News 一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構 
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INDEX[0] JAPAN PAVILION

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INDEX[1] Intertextile SHANGAHAI“Japan Pavilion”2021 Spring Edition

2021年3月17日~19日 開催(上海)*会期変更


中国・上海の中国国家会展中心で、「インターテキスタイル上海(アパレルファブリック)スプリングエディション2021」が会期を変更して、当初3月10日~12日が予定されていたが変更となり、3月17日~19日に開催されます。日本からは日本ファッション・ウィーク推進機構主催の「ジャパン・パビリオン」が出展する予定で準備を進めています。20社/56小間の規模で、このうち新規出展者は7社です。中国の2020年のGDPは前年比2.3%増と、世界的な新型コロナウイルス禍の中、主要国で唯一プラス成長を果たしました。中国市場への期待は高まっています。



会 期:2021年3月17日(水)~19日(金)9:00~18:00

主 催:Messe Frankfurt(HK)Ltd.

    中国国際貿易促進委員会紡織行業分会(CCPIT)

    China Textile Information Centre(CTIC)

会 場:中國國家會展中心 (上海)

    National Exhibition and Convention Center(SHANGHAI)



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INDEX[2] <Japan Pavilion 新規出展企業 5社をご紹介>

アゼアス株式会社 ~ デュポン社とのつながりで ~


防護服メーカーのアゼアスはインターテキスタイル上海のジャパン・パビリオンに初出展します。同社は大連と上海に現地法人があり、大連はOEM・ODMによる製品の製造販売と原材料の製造販売、上海は原材料の製造販売を担っています。この大連の現地法人はインターテキスタイル上海のドメスティック館に2回出展しています。

中国市場は「多くの人口を背景にした多様性のある市場。それを支えるスピード感には非常に魅力を感じている。一方で商いのシステム・習慣、商品の嗜好など、日本とはかなり違う部分があり、難しい市場でもある」と認識しています。

ジャパン・パビリオンへの出展は初めてですが、「ドメスティック館と比較しての集客力の高さに期待している。その中で1社でも多くの企業と商談の場を作りたい」と話していました。

同社のメイン事業はデュポン社の素材を使用した防護服事業です。今回は「デュポン社との繋がりの中から派生する付加価値のあるアパレル商材を提案」と、デュポン社と現在開発を進めている難燃素材「ノーメックス」のバリエーション、デュポン社のカーボンプリントを使用したヒートモジュールと、モジュールを使用した製品などを出品します。


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興和株式会社 ~ 綿原料に強み ~


興和は上海と北京に現地法人を有しますが、ジャパン・パビリオンには初出展となります。「中国市場はテキスタイル販売においてまだまだ伸び代がある」と見ています。今回は「新規顧客の開拓」を目的に参加しました。

出展品はCOR15072BJPFD( 綿コーデュラオックス)。同社の強みである綿原料に強度や撥水性、軽量性に優れたコーデュラナイロンを混紡した商品で、アウター素材として最適です。KN3260NS(超長綿細番手高密度ブロード)は繊維長が長い原料を使用した細番手のブロードです。「この細番手でここまでの打ち込みの商品は日本でしか織れない」という優位性があります。

S1017MPFD (ノイルシルクオックス)は、製糸・紡績工程で出る落綿などの副産物を再利用した糸であるノイルシルクを使用した環境にやさしい素材です。絹紡糸にはない独特のムラやネップが特徴です。

「原料にこだわった綿素材を中心に強撚や複合など一ひねり加えた商品を展開」しています。


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鈴木晒整理株式会社 ~ 抗新型コロナ加工を ~


鈴木晒整理は欧州の展示会に参加していますが、インターテキスタイル上海に初出展します。中国向け輸出の実績はありますが、「新型コロナウイルス禍で出張ができない。このため、臨時の現地エージェントの協力を得て、インターテキスタイル上海に出展する」ことにしました。

同社は日本の加工場として有名で、欧州メゾンにもその生地が採用されています。今回出品するガス焼きした強撚糸使いの生地は「A反率が非常に高い。ガス焼きはできても、A反は難しい。準備段階にノウハウがあり、真似ができないと、欧州メゾンにも高く評価されている」ようです。

機能加工の開発にも優れていますが、今回は抗新型コロナウイルス加工を提案します。日本ではすでにマスクやファッション衣料素材として使用されており、データによる裏付けもとれています。

サステイナブル素材については、もともとできるだけ天然繊維中心に加工しており、綿、麻、レーヨン、シルクなどのオリジナル風合い加工を発表する予定です。


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JAPAN RAYON(ダイワボウレーヨン(株)/オーミケンシ(株))

~日本のレーヨンを紹介~


ダイワボウレーヨンは海外展示会初出展としてインターテキスタイル上海に今回参加します。日本のレーヨン短繊維メーカーは同社とオーミケンシの2社でしたが、昨年、競争相手のオーミケンシがレーヨン製造から撤退しました。そのオーミケンシの中国現地法人の販売力やノウハウの協力を得ての出展となります。

「ダイワボウレーヨンとしての出展というより、ジャパンレーヨンメーカー共同体として出展する。中国にもレーヨンメーカーは多いが、日本のメーカーの強みをアピール」する予定です。「レーヨンはサステイナブル素材。リサイクル原料を使用したレーヨン、安心・安全の国際認証を得たものもある」とサステイナブル素材を前面に出して出品します。

これまでの競争相手との協力関係で新たな市場に挑む。そうした面でも意欲的な出展となりそうです。


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卓Edge合同会社 ~ 尾州の企画を北陸で ~


卓Edgeは尾州産地でテキスタイルを企画、生産しています。昨年9月のインターテキスタイル上海にはメッセフランクフルト香港のジャパンゾーンに出展しました。「JFWのジャパン・パビリオン出展が中止となり、ジャパンゾーンに切り替えた。来場者も多く、スワッチのリクエストもあったが、そこで終わった」という結果でした。

同社は欧米輸出を行ってきたため、輸出の経験も豊富。「成約するには現地で営業フォローが必要。この新型コロナでなかなか難しいが、今回は知名度の向上ができれば」と参加しました。

ウールの尾州産地ですが、北陸産地の協力工場で作ったキュプラやアセテートを使った生地、有松絞りの生地などを提案します。「北陸産地に尾州の考えを持ち込んだ企画。産地と技術を理解した上での開発が当社の強み」のようです。 サステイナビリティーを意識した出品となりそうです。


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