![]() |
![]() |
![]() JFW(日本ファッション・ウィーク推進機構)テキスタイル事業が主催する「Premium Textile Japan 2021Autumn/Winter」「JFW JAPAN CREATION 2021」が11月18~19日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)の展示ホールEで開催されます。 今回からサスティナブル(持続可能な)テキスタイルの啓発と促進を目的に「JFWサスティナブル・プロジェクト」が始動します。サスティナブル素材に取り組む出展者を紹介します。 ≪JFWサスティナブル・プロジェクト≫ ![]() JFWでは、持続可能な社会と地球環境を実現していく趣旨に賛同し、繊維産業がこの行動に貢献していくため、サスティナブル・テキスタイルの啓発と促進に取り組みます。出展企業の商品をトレンドテーマに分類して紹介する「トレンドコーナー」では、「サスティナブル・テキスタイル」にアイコン表示し展示します出展企業のブース内では、該当する開発商品にはハンガーサンプルなどにサスティナブルロゴマークを表示します。 ![]() シーアイランドクラブ株式会社 <A-45> *PTJ初出展 SC全体で成り立つ シーアイランドクラブはJFW-JCに出展していました。生地の紹介段階から商談重視へと移行するため、PTJに初出展します。出品するのは米国ニューメキシコ州で生産するシーアイランドコットン関連の生地。「綿花の栽培から紡績、製品化、店頭までトレーサビリティー(追跡可能性)を確保」しています。 綿生産の環境負荷低減を目指すBCI(ベター・コットン・イニシアティブ)コットンの認証を取得しました。紡績する(株)近藤紡績所もBCIに加盟しています。 カリブ海のシーアイランドコットン(海島綿)の現地農家は決して裕福ではありません。それでも「サプライチェーン全体で支援し、経済的に成り立つよう活動」しています。ニューメキシコでは現地の大学と提携して、栽培だけでなく品質の改善にも取り組んでいます。 リアルの展示会については「いろんな人に実際に手に取ってもらうことで、品質の良さを理解してもらえる」と期待しています。 ![]() 海島綿収穫 ![]() 綿花引っ張り ![]() SIC糸 丸佐株式会社 <A-52> *初出展 美濃和紙使いなど提案 東レグループの丸佐は、尾州産地を中心にモノ作りを進めています。東レの原糸を使ったオリジナル性が特徴で、サスティナブル素材を提案します。 その一つは美濃和紙を使った織物。他の天然繊維との交織、交撚で、和紙の比率は50%前後になるそうです。ペットボトルを原料にした再生ポリエステルも使用します。再生ポリエステル100%物から、ストレッチ性を出すため、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維との組み合わせ、天然繊維との複合生地も出品します。秋冬向けには微起毛を施したタイプなどを打ち出します。 北陸産地ではフィラメントのペットボトル再生糸使いやPTT繊維関連も展開しています。 「自社展も開催してきたが、コロナ禍でずれ込んだ。顧客の企画も遅れており、しっかり提案し、新規の顧客開拓もできれば」と話していました。 ![]() 美濃和紙素材 ![]() ペットリサイクル& エコレーヨン素材 ![]() ペットリサイクル織物 山陽染工株式会社 <A-23> 環境配慮のモノ作りを 山陽染工は環境に配慮したモノ作りを進めています。ビギー加工は、前処理をワッシャーにすることで、不要な水、薬剤を極力使用しないという加工です。同社の子会社の児島ファクトリーが行っており、児島ファクトリーは倉敷染推進委員会のメンバーにもなっています。 オーガニックコットン生地に対しても、倉敷染のZDHC作成リストに準じた安全性の高い加工を施しています。環境(農地)や作業者の安全性だけでなく、生地の安全性も追求しました。「テンセル」リヨセルの生地には、インディゴ染をした後で、段落ち抜染を施しました。濃度差で柄を表現でき、綿や麻でも加工できます。工場では苛性ソーダの回収装置も設置しています。 「コロナ禍の下ではスワッチを送付、オンラインで商談している。他県に出張して商談できない状態が続いただけに、リアルな展示会を楽しみに」しています。 ![]() ビギー ![]() 生成コーティング ![]() 段落ち抜染 森菊株式会社 <A-32> 「ネイチャーアンドサンズ」を 「昨年のPTJで訴求したネイチャーアンドサンズが好評だった」。愛知県の森菊はSDGsを意識した生地ブランド「ネイチャーアンドサンズ」を今回も提案します。オーガニックコットンを軸に、約50品番を展開します。 オーガニックコットンは、オーガニック・テキスタイルの世界基準「GOTS」認証を糸で取得しています。トルコ、インド綿が中心です。オーガニックコットンとの複合生地も紹介します。再生繊維では「テンセル」リヨセルがあり、リサイクルポリエステル、リサイクルナイロンなども提案します。 「コロナ禍により県外への出張も自粛していた。ここにきてようやく緩和されてきた。電話とスワッチ送付だけでは物足りなかったので、顧客と対面できるPTJに期待する。顧客先には在庫があり、新規商品開発が難しい状況だが、ネイチャーアンドサンズを提案する」ことで、持続可能な社会に寄与します。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 「JFW JAPAN CREATION 2021」「Premium Textile Japan 2021Autumn/Winter」は、最大限の新型コロナウイルス感染防止策を講じて開催いたします。
■ 完全事前登録制 ※新型コロナウイルス感染症対策として、招待状を廃止します Web事前来場登録サイト >>> ■ JFW JAPAN CREATION 2021開催概要 >>> ■ Premium Textile Japan 2021A/W開催概要 >>> 当展における新型コロナウイルス感染症予防対策 ご来場・ご出展のみなさまへのお願い >>> ![]() Photo:JFW Textile show 2020AW |
|
||
![]() |