ありがとうございました!
ご挨拶 ~ 新規出展で新鮮味増す
JFWテキスタイル事業 事務局長 川島 朗
「JFW JAPAN CREATION 2020」(JFW-JC)、「Premium Textile Japan 2020Autumn/Winter」(PTJ)が11月20日、2日間の会期を終えて無事閉幕いたしました。会場の東京国際フォーラムに内外から多数のご来場をいただき、ありがとうございました。
衣料市場は引き続き厳しい状況が続いております。地球温暖化もあり、台風なども大型化し、天候要因が衣料販売に影響を与える場面も年々増加しているように思えます。
こうした中で開かれた今回のJFW-JC、PTJは2日間とも天候には恵まれました。初日の来場者数は前年を下回りましたが、2日目はにぎわいを見せました。とくにPTJは2日間とも多くのバイヤーが詰めかけた印象です。
欧州のプルミエール・ヴィジョン、ミラノ・ウニカは欧州のアパレル不況を反映して、昨今は来場者も減少気味です。その一方で、インターテキスタイル上海をはじめ、アジアのテキスタイル展示会はそう悪くありません。マーケットの苦戦が、来場者数に直接結びついていないという現象があります。今回のJFW-JC、PTJもほぼ前年並みの来場数となり、出展者にはおおむね満足していただけたように思われます。
来場者からは「新規出展者が増え、新鮮味が増した」といった声が聞かれました。JFW-JCの申し込み件数84件中、新規・復活は19件でした。PTJは85件中、10件が新規・復活と、新規出展者が増えたことが大きな特徴でした。東京国際フォーラムでの開催はスペースに限界があるため、毎回多くの出展希望があっても、なかなか出展できませんでしたが、今回は常連組の参加に変化があり、新規出展のスペースを確保できた形です。厳正な出展審査を行っており、新規企業は実力派がそろいました。
とはいえ、合同展示会は商品だけでなく、見せ方や接客にも工夫が必要で、新規とはいえ集客力という点で違いが生じたことも確かです。常連企業も継続出展することで検証、修正を繰り返してきました。次回はさらに実力に見合うブースへとブラッシュアップされるでしょう。
サスティナビリティ(持続可能性)を訴求するブースも目立ちました。JFWは2020年から「サスティナビリティ・プロジェクト」を展開していきます。次回開催の「PTJ2021S/S」(2020年5月13~14日)から開始します。プロジェクトの概要は来年2月の「PTJ出展者説明会」で発表いたします。
今後ともよろしくお願いします。
【出展者数】 JFW-JC2020:84件・294社/210.3小間(うち海外出展者9件・19社、19.5小間) PTJ2020AW:85件/116.5小間(うち海外出展者9件、9小間)
【来場者数】総数 16,811人
「JFW-JC 2020」「PTJ2020AW」 が閉幕
~サスティナブル対応が加速~
「JFW-JC2020」、「PTJ2020AW」が閉幕しました。東京国際フォーラムの有楽町側のロビーギャラリーに、「JFW Textile View2020A/W」に基づき、企画開発した出展者のテキスタイルを編集展示したトレンド・コーナー(791点)と、出展各社のイチ押し素材を展示したインデックス・コーナー(JFW-JC244点、PTJ266点)を設けました。また、産学人材育成コラボレーション「13th FORM PRESENTATION」として8校8グループが「トランスペアレントな冬」をテーマに、天池合繊の「天女の羽衣(R)」を使った学生らしい発想の作品を発表しました。東京駅側には東京都皮革製品展示会実行委員会の展示コーナーを設け、20日にはピッグスキン・ファッションショー「PGGY’S SPECIAL」が開かれました。11校の学生のほか、横澤琴葉、山下達磨、三浦メグの3デザイナーによるショーです。
JFW-JCは、産地組合のブースが中心ですが、富山県繊維協会、Bishu Style、Taiwan Textile Federation(TTF)などの大型ブースが多くの来場者を呼び込みました。富山県繊維協会は地元の特色を打ち出し、常連組として存在感を毎回高めています。TTFはリサイクルポリエステルなど環境配慮商材をアピール。GRS(グローバルリサイクルシステム)の認証を得るなど、訴求の仕方も本格的でした。トルコからはイスタンブール繊維・原料輸出業者協会が10社を率いて初出展しました。
PTJは初日から熱い商談が進みました。時代を映して環境配慮型商材が目白押しとなり、「SDGs」(持続可能な開発目標)の文字が多くのブースで見受けられました。SHINDOは「サスティナブル商材がないと、海外では商談のテーブルにつけない」と、再生ポリエステルなどを出品しました。第一織物も備蓄品を増強するとともに、サスティナブル対応を強めていました。東レも「グリーンイノベーション」として、環境負荷低減の商材を提案。「サスティナブル対応の問い合わせが増えている」と話していました。
カイハラも環境配慮型の新染色法により水やエネルギー消費の低減を紹介。「これまでも国の排水基準よりも厳しい自社基準で操業してきた」と、その企業姿勢を示しました。森菊もSDGsを意識した「ネイチャーアンドサンズ」で、オーガニックコットンを軸に約50品番を訴求しました。
PTJの関連プログラム「テキスタイル・ワークショップ~日本の素材を学ぼう!」では19日に和歌山産地のカネマサ莫大小・百間谷和紀社長が登場。20日には石川産地の天池合繊・天池源受社長が講師としてレクチャーしました。業界人となって5年未満の商品企画従事者などを対象に、日本製素材や産地への認識を深めてもらうのが目的で、参加者の満足度は今回も「産地やモノ作りの姿勢がよくわかった」と高いものでした。
■国内展
Premium Textile Japan 2021 Spring/Summer
会期:2020年5月13日(水)・14日(木) 会場:東京国際フォーラム ホールE
JFW JAPAN CREATION 2021
会期:2020年11月18日(水)・19日(木) 会場:東京国際フォーラム ホールE ■同時開催 Premium Textile Japan 2021 Autumn/Winter
※出展エントリー受付開始(予定):2020年5月中旬
■海外展
□Milano Unica
“The Japan Observatory” at Milano Unica 2021 Spring/Summer
会期:2020年2月4日(火)~6日(木) 会場:Rho Fieramilano ※出展エントリー受付終了
□Intertextile Shanghai Apparel Fabrics
Japan Pavilion 2020 Spring Edition
会期:2020年3月11日(水)~13日(金) 会場:中国 国家会展中心(上海) ※出展エントリー受付終了
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