日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)は5月21日から2日間、「Premium Textile Japan(PTJ)2020 Spring/Summer」を東京国際フォーラム・ホールE-1で開催します。
今回は94件/123.1小間(2019SS94件/125.1小間)の規模で、国内84件/111.1小間、海外10件/12小間の出展です。新規6社、復活6社と新たな出展者も加わりました。
出展企業紹介 -長繊維ゾーン編-
*長繊維ゾーン(23件/36小間)の出展者3社を紹介します。
宇仁繊維株式会社 B-3
高級志向に対応
宇仁繊維はPTJの初回から継続出展しています。同社は「メード・イン・ジャパン」にこだわり、多様化するニーズに、スピード感を持って多品種、少量、短納期に対応。国内の生産インフラと営業力によるきめ細かいサービスで定評があります。
「国産品には高級志向、高付加価値が求められている。感性の高い生地を提案」するのが、今回のPTJです。社内の「5GOプロジェクト」では、北陸や西脇産地で生産するジャカードの高級品のバリエーション化に取り組んでいます。ジャカードにプリントを施したものなどがあります。
「軽く、薄い素材も求められている」と、同社の得意なポリエステルを中心とした薄地生地も提案します。「天然繊維関係も増やしていく」考えから、今回はライトデニム(4~7オンス)も企画しました。綿100%、ポリエステル綿混の素材です。
同社はプルミエール・ビジョンにも出展していますが、現地で好評だった生地も出品します。
丸井織物株式会社 B-81
「ノトクオリティ」を
国内最大級の約1100台の最新鋭ジェット織機を駆使しながら「心地良さをカタチに」と、自社ブランド「ノトクオリティ」を2年前から展開する丸井織物。「ノトクオリティはユーザー視点で、使い勝手の良い生地。合繊には様々な機能があるが、軽量、吸汗、洗濯してもすぐ乾くなど本当に必要な機能を打ち出した」生地です。「機能素材はスポーツ分野に特化していた面があるが、一般のカジュアル分野やライフスタイル系のブランドでも需要が高まっている。反応は良く、伸びている」ようです。
「天然繊維に見えるが合繊」という切り口も人気で、継続出品。「後加工は耐久性が限られるが、“超寿命機能”シリーズは織物の構造により、機能が劣化しない」といった提案も行います。
アウトドアやスポーツ向けに、以前からリサイクルポリエステルなどを使用してきました。「原糸のエコ素材対応は普通に行っているが、サスティナビリティ(持続可能性)の潮流からここ1~2年は要望が高まっている」。同社は素材だけでなく、製造工程でもサスティナブルを追求し、現在「GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)」の認証取得に向けて織り・染め工程で申請中です。PTJ開催の頃には発表できるかもしれません。
顕微鏡で見た生地
明林繊維株式会社 B-72
サスティナブル素材
明林繊維は継続出展です。北陸産地で「再生セルロース繊維のジアセテート、キュプラに特化」しています。
今回は「サスティナビリティ」をテーマにしました。キュプラ(ベンベルグ)は旭化成がGRS認証を取得しており、そのキュプラを軸に、リサイクルポリエステルや、オーガニックコットン、アップサイクルコットンなどを交織します。「海外輸出が7割を占めるが、欧米ではサスティナブル素材が条件になるところもある。日本はまだ遅れているが、最近は関心も高まってきた」と話していました。
ただ、サスティナブル素材というだけでは、消費者に広がりにくい。このため、「使いやすく、おしゃれな生地」を目指しています。
「持続可能な社会に向けて、衣料品として少しでも広がっていければ。今回のPTJがその契機になるといい」と期待しています。
5月21日(火)- 22日(水) 東京国際フォーラムで開催!
Photo:Premium Textile Japan 2019S/S
会 期
2019年5月 21日(火) 10:00~18:30 22日(水) 10:00~18:00
会 場
東京国際フォーラム ホールE-1
主 催
一般社団法人 日本ファッション・ウィーク推進機構
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