Photo:The Japan Observatory at MU2019SS
2019年2月5日~7日 ミラノで開催
「Milano Unica (MU) 2020SS」が2月5日~7日まで、イタリアのミラノ市内のロー・フィエラ・ミラノで開催されます。この展示会に日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)、日本貿易振興機構(ジェトロ)が共同で主催する「The Japan Observatory at Milano Unica 2020SS」31社・団体が出展します。
28th Milano Unica
会期:2019年2月5日~7日 主催:Milano Unica Secretariat 会場:Rho Fieramilan
“The Japan Observatory” at Milano Unica 2019 AW
一般社団法人日本ファッション・ウィーク推進機構
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サスティナブルや独自の商品開発で世界に挑戦
新規出展 9社をご紹介
2014年9月にミラノウニカに初出展を果たした“The Japan Observatory”も今回で10回目の出展となり、新規9社を含む31社が出展します。JAPAN TREND&INDEX ブースでは展示する素材に“ECO”マークを添付し、来場バイヤーへのPRをしてまいります。
山陽染工株式会社 世界に負けない抜染技術を
山陽染工は直接の海外取引を行っていませんでしたが、JETROの「欧米向けテキスタイル輸出商談会」に参加してきました。商談会で出会ったバイヤーがMU(Milano Unica)に来場されることもあります。日本での一度の提案ではなく、ニーズを把握して、よりバイヤーの要望に近い生地を紹介することで、提案の精度を高めます。今回はデニムの提案としてインディゴの抜染技術を紹介。「世界的に負けない抜染技術という自負がある」。カラーデニム系も強みです。「新規開拓で販路を広げたい」と期待しています。
篠原テキスタイル株式会社 テンセルデニムを出品
篠原テキスタイルもJETROの「欧米向けテキスタイル輸出商談会」に参加し、欧米バイヤーの同社のデニムについての意見を参考にしています。「当社はデニム分野の中でもきれい目系。欧州市場に向いており、MUで評価してもらう」と話していました。
今回はドビーで柄出ししたデニムや細番手で合繊を入れた高密度のものを提案。また、「欧州はサスティナビリティの潮流があり、テンセルデニムをエコ素材として打ち出す」予定です。エコ関係ではオーガニックコットン使いのデニムもあります。
株式会社タケヤリ/丸進工業株式会社 JETRO商談会の経験生かして
タケヤリは新事業開発の部署が出展します。「委託生産だけでなく、こちらから発信する素材提案」を行います。同社の強みはシャトル織機による高密度織物といった生産背景。「帆布の1~3号まで作れる設備があり、厚手分野での優位性がある。パンツやコート、ジャケットなど紳士向けを中心に展開。緯糸に麻を使ったものは婦人服にも好評」と言います。
海外販売はこれから本格化。とはいえ、JETROの「欧米向けテキスタイル輸出展示商談会」に6回参加しました。「欧米バイヤーから中肉高密度のピックアップがあった。回を重ねることでどんな生地に反応がいいのか、わかってきた」と、MUに挑戦します。今回も中肉高密度織物に洗い加工で風合いを出したり、表情感のあるもの、後加工のバリエーションを紹介します。「サスティナビリティはトレンドのキーワード。原着のオーガニックコットンを扱ったことがある。緯糸にリサイクルコットンを使うことも可能。何らかの形でサスティナブル生地も出品したい」と語っていました。
株式会社東紀繊維 PVとは異なる生地を提案
MU初出展とはいえ、PV(Première Vision)には12年以上出展している東紀繊維。「イタリアではエージェントと個別企業を訪問しているが、回りきれない。MUに出ることでより多くのバイヤーとの接点を持ちたい」と、出展しました。ローゲージのビンテージ風のメンズが得意で、「吊り編み」も特徴です。
今回は「PVで出品しているものとは異なる生地」を意識しました。スポーツテイストを出すための合繊混や、太番~細番までのインディゴ染めも準備しています。サスティナブル生地は、「もともとオーガニックコットンやリサイクルコットンを使用しており、とくに打ち出しはしない」と、自然体で臨みます。
日本綿布株式会社 エコ関連デニムなどを
日本綿布はPVに出展してきましたが、MUは初出展となります。今回は80点を紹介する予定です。
代表的なものは得意とするセルビッチデニム。また、ジャカード柄のデニムも提案します。エコ関連でも天然(植物)染めで、オーガニックコットンを使用したデニムのほか、デニムの残反や古着をリサイクルして糸に戻した再生糸を緯糸に使用したデニムなども出品します。
Blue LOOM 産地間企業コラボ打ち出す
播州産地の播、尾州産地の御幸毛織、遠州産地の成和第一産業と児島産地企業による日本の織物産地プロジェクト「Blue LOOM」がMUに初出展します。日本の伝統技術を継承し、日本で培った感性からなるテキスタイルを世界に発信するのが狙いで、今回は「Mr.33」(ミスターセルビッチ)をブランドコンセプトに、シャトル織機にこだわった「和セルビッチ」として提案します。
インディゴ染めしたウール100%のツイード、フランネル、ギャバ。インディゴ染め糸によるコーデュロイ、経・緯糸にインディゴ染めの綿糸を配したシャツ地など46品番を出品する予定です。11月のPTJ(Premium Textile Japan)にも出展しましたが、反響は大きく、セレクトショップなどが興味を持たれました。すでにホームページも立ち上げ、英文でも紹介。欧州バイヤーがどのような反応を示すのか、楽しみです。
有限会社森川レース 世界に1台の機械で
森川レースは12月に大阪で開かれたJETROの「欧米向けテキスタイル輸出商談会」に初めて参加しました。バイヤー6社がすべてに6~8点をピックアップされました。「欧米に直接輸出した経験はないが、23点しか出品しなかっただけに大きな自信になった」とし、今回のMUには色数を増やし、ぎりぎりまで新素材を開発して出展します。
同社の強みは世界に1台しかない日本マイヤーのラッセルレース機。30年以上前に18ゲージのバックジャカード付きの特注で導入。「量産のラッセルレースに比べ、風合いがソフト。この機械でないと出せない味」が好評のようです。MUではビンテージレースの「アンダンテ」シリーズなどを出品します。サスティナビリティ関連では「リサイクルナイロンやオーガニックコットンでの開発」も進めています。
株式会社ヤギ エコ商材を訴求
ヤギはPVに出展していますが、今回MUに初出展し、展示商品をそのままPVでも披露します。
欧州のサスティナビリティを意識して、エコ関連商材を打ち出します。オーガニックコットンやリサイクルコットンを使用したカットソーや布帛を出品。布帛では強撚や細番手など糸での加工により、「きれいで、薄い」素材や、合繊混素材を展開する予定です。
渡縫織物株式会社 新たな販路開拓につながれば
渡縫織物はこれまで海外の直接取引はあまり経験がなく、生地はコンバーターや問屋経由で輸出していました。今回、MUに初出展することで、「新たな販路開拓につながれば」と期待しています。
同社はシルク絡みが多く、婦人服向けが中心です。そのため、生地のバラエティーは豊富で、とくに春夏物の高級素材を得意としています。欧州のサスティナビリティの潮流については、「今回はとくに意識せずに出品。どのようなものがサスティナブルな生地に当たるのか、参加することで逆に勉強する機会にもしたい」と取り組んでいます。
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