ご挨拶 ~ 過去最高の来場者に ~
JFWテキスタイル事業 事務局長 川島 朗
「Premium Textile Japan 2016Spring/Summer」が5月28日、東京国際フォーラムで2日間の会期を終え、無事閉幕いたしました。多数のご来場をいただき、ありがとうございました。初日の27日だけで来場者は3000人を超え、2日間合わせて約6,500人の来場となりました。これは昨年の5月展(5514人)に比べ18%増で、過去最高を更新しました。
最終日の為替は1ドル=124円台と、約12年半ぶりの円安水準となりました。中国で素材を調達し、縫製するというシステムが長年続きましたが、中国国内の人件費アップ、さらに労働者不足などの問題が重なり、縫製のアセアンシフトも進んでいます。加えて120円台の円安がコストアップ要因となっています。
こうした円安が、国産素材の見直しにつながり、縫製を含めた「J∞クオリティー」制度も15秋冬の店頭からスタートします。PTJへの来場者が過去最高を更新したことは、市場が差別化素材を求めていることをベースにして、円安や国産商品への注目が高まっていることも背景にあります。
また、アパレルの来場者も増えています。昨年の9月、今年2月と日本がミラノ・ウニカ(MU)展に出展し、欧米のラグジュアリーブランドから高い評価を得たことも、日本のテキスタイルへの関心を高めたと推測されます。海外向けのテキスタイル輸出とともに、世界で戦える素材が身近にあることをアピールできたのだと思います。
今回も来場者向けに事前パスの送付を行いました。また、新たに出入口を2カ所設けて、混雑の解消に努めました。さらに、試験的に閉場時間を30分延長して多くの来場者が来やすいよう便宜を図りました。今後も来場される方々の利便性向上に向け改善を重ねていきます。
なお次回の「Premium Textile Japan 2016 Autumn/Winter」、「JFW JAPAN CREATION 2016」は11月25日から2日間の会期で、東京国際フォーラム展示ホール1、2で開催します。今後ともよろしくお願いします。
会場のレイアウトを変更し、過去最大の80社/104小間の規模で開催された「PTJ 2016 Spring/Summer」が5月28日閉幕しました。昨年の5月展は74件/94小間でしたが、今回はロビーギャラリーに受付とトレンドコーナーを移し、出展者のスペースを広げました。また、ホワイエ壁面にトレンドコーナーを移設しました。前回、試験的に導入したパスの事前送付も継続しましたが、来場者からは「以前のように受付で並ぶことなく、スムーズに入ることができた」「事前登録で待たずに入場できた」と、おおむね高い評価をいただきました。
有楽町の駅前という利便性の良い会場ということもあって、来場者数は過去最高を更新しました。初出展された企業の方からも、「PTJは集客力がある。来場者もバイヤーがほとんどで、商談できた。次回も継続参加したい」という声をいただき、満足度は高かったようです。
今回はニットと染色加工の出展者が増えました。ニットではトレンドのデニムをテーマにしたインディゴ染め風の中白染めのニット素材や、杢調のカジュアルテーストのカットソー、アウター向けトリコットなど多彩な提案が目立ちました。染色加工でもインディゴ染めと硫化中白染めの提案のほか、ツイルやストレッチの藍染め、機能加工の紹介がありました。また、生地と加工の組み合わせ、製品での提案なども行われていました。
様々なレースを一堂に見ることができるのもPTJの特長です。メーカーは大柄のリバーレース、ブライダル用のレース、トレンドカラーに合わせたレースなどをそろえていました。
海外からも6社出展されましたが、「円安で価格は厳しいものの、欧米だけでなく日本市場で新規顧客を増やしたい」と意欲的でした。インドの手紡ぎ綿「カディ」は100~250番という超細番手で、独自性をアピールしていました。
招待バイヤーと出展者とのマッチングを行うビジネスマッチング・プログラムは今回、6社9ブランドを招き、26社と46件のマッチングを行いました。招待バイヤーからは「レースや刺繍関係で新しい素材を発掘できた。国内素材は納期を含めて安心感がある。個室での商談形式なのでじっくり話せ、一歩踏み込んだ情報を得ることができた」と感想を述べておられました。
【国内展】
Premium Textile Japan 2016 Autumn/Wineter
会期:2015年11月25日(水)~26日(木) 会場:東京国際フォーラム 展示ホール2 詳細とエントリー (受付中) ⇒
締切り:6月5日(金) 必着
※小間数に限りがありますので、エントリー多数の場合は締切前でもご要望にお応えできない場合もありますのでご了承ください。
JFW JAPAN CREATION 2016
会期:2015年11月25日(水)~26日(木) 会場:東京国際フォーラム 展示ホール1
詳細とエントリー (受付中) ⇒
【海外展】
The Japan Observatory at Milano Unica 2016AW
会期:2015年9月8日(火)~10日(木) 会場:Fiera Milano City
Japan Pavilion 2015 Autumn Edition Intertextile Shanghai Apparel Fabrics
会期:2015年10月13日(火)~15日(木) 会場:中国 国家会展中心(上海)
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