日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)主催の「Premium Textile Japan 2015Autumn/Winter(PTJ2015AW)」、「JFW JAPAN CREATION 2015(JFW-JC2015)」が11月5日~6日の2日間、有楽町の東京国際フォーラム・展示ホールで開催されました。テキスタイル・ビジネス商談会として人気の高いPTJ2015AWは、今回が8回目。過去最高の出展応募の中から68件(93.5小間)がホール2(2000m²)に集結しました。国内唯一の繊維総合見本市であるJFW-JC2015は、269社(219.4小間)がホール1(3000m²)に出展しました。今回は昨年以上に国産素材の見直し機運が高まり、来場者も昨年同様の約2万人が詰めかけたことで、会場全体が明るく活気あふれる2日間となりました。
ジャパン・パビリオン「The Japan Observatory」が特設されました。そのミラノでの出展に関して武藤氏は「2013年に輸出したテキスタイル1500億円の10%がヨーロッパ向けで、そのうち最大の60億円がイタリアで占められている」と述べました。日本製品について貝原氏は「意匠もあるが繊細な技術への評価が高い。さらに加工技術に加えて少ロットと新しいワザへの期待も強い」と報告。ただ、そうしたなか武藤氏は「トレンドやカラーの提案が少ないというバイヤーの声もあった」と語り、これらが今後の課題になるのではないか、と提言しました。