東京国際フォーラム展示ホール1、2で開催された「JFW-JC2015」、「PTJ2015AW」が6日閉幕しました。
JFW-JCには269社が出展しました。うち海外出展者として韓国、台湾、中国、タイから41社が参加しました。「新規顧客開拓を目的に今回初出展しました。欧米向けが多かったが、今後は日本市場で広げていきたい」(台湾企業)、「イタリアのデザインを中国生産したシャツ地を日本で初めて紹介しました」(中国企業)と、海外勢も積極的に訴求していました。
国内企業もテキスタイルから皮革・毛皮、服飾資材、繊維関連・製品まで幅広い出展内容でアピールしました。来場者から「企画に合わせた素材をインデックスコーナーで探しブースを回るが、新たにインスパイヤーされる素材も多い」(デザイナー)、「普段見ない個性的な素材が多い」(アパレル)、「素材の多様性に驚いた」(アパレル)、「服飾資材を一堂に集めた展示会はここだけ」(アパレル)といった声が上がっているのもJFW-JC、PTJならではでしょう。
関連プログラムも盛況でした。第一線で活躍する講師陣が、日本のテキスタイル、ファッション、最新のマーケット情報を解説した4回のセミナー。産学人材育成コラボレーション第8回「フォルム プレゼンテーション」は、今回「ウールの進化・3」をテキスタイルテーマに、9グループの学生が作品として発表しました。ニッケの協力で学生には入手できない最高級テキスタイルによる作品が披露されました。また、東京レザーピッグスキンブース内では、10月に渋谷ヒカリエで開かれたショーの模様を放映するとともに、プロ部門の製品も展示しました。
PTJは過去最高の応募から厳選された68件(前回64件)の出展となりました。好評のビジネスマッチング・プログラムはJFW招待バイヤー8社(大手アパレル・リテール4社、デザイナーメゾン4社)を招き、20社41件のマッチングを行いました。
JFW招待バイヤーは「事前のミーティングで生地を見て、要望も出せるシステムにより効率よく商談できました。初参加でしが、思った以上の内容です。ブースではじっくり話すことはできませんが、ここでは見せていただいたテキスタイルのアレンジの仕方まで詳しく聞くことができました」とコメントされていました。
【出展者数】
JFW-JC2015:269社/219.4小間 (内 海外:41社/41小間)
出展者数一覧 ⇒
PTJ2015AW:68件/93.5小間 (内 海外:2社/2小間)
出展者数一覧 ⇒
【来場者数】
総入場者数:19,889人 |