今年も産学コラボレーション事業がスタートしました。8th FORMPRESENTATIONは、「ウールの進化・3/Urban Military」をテーマにデザインを公募。13校/42グループのポートフォリオの応募があり、斬新で都会的なスタイルを提案した9グループが選出されました。
選出9グループのメンバーは、7月23日に産地研修として尾州産地を訪問しました。この研修会は、学生が産地の加工場を訪問し、生産の現場に触れる体験をすることで、素材に関する見識を高めることが目的です。今回はウールの原料を取り扱う尾州産地の企業を訪問しました。中伝毛織株式会社では、最新のレピア織機を駆使した、様々な意匠糸の複合織物の製作や、丸編み機のニット工場を見学しました。紡績から織~染色整理までの一貫生産の設備を有する日本毛織株式会社では、工場見学のほかに、大正末期に生産された軍服生地など、他では見ることのできない貴重な資料を保管するアーカイブ資料館を見学しました。
学生9グループは11月のJFWジャパン・クリエーションの展示発表に向けて、ニッケの生地を使用した作品製作に取り組みます。 |