JFW Textile News 一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構 
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INDEX[1]Premium Textile Japan 2015 Spring/Summer ありがとうございました!

ご挨拶~期待される日本の素材力~

日本ファッション・ウィーク推進機構 事務局長 中村 豊


「Premium Textile Japan(PTJ)2015 Spring/Summer」が22日、2日間の会期を終え、無事閉幕いたしました。多数のご来場をいただき、ありがとうございました。

 

photo_日本ファッション・ウィーク推進機構 事務局長 中村 豊

今回のPTJは過去最大の出展規模、来場者数も昨年を上回るもの(10%増)となり、感謝しております。交通アクセスの良い有楽町の東京国際フォーラム開催は定着しました。回を重ねるごとに来場者数は増え、各ブースでは真剣な商談が行われ、活気あふれる展示会となっております。出展ブーススペースに限りがあるため、出展者をより吟味し、それが専門性の高さ、ハイレベルのテキスタイルに特化したアジアで唯一の高級テキスタイルサロンとして評価されています。それが更に来場者数の増加へとつながる良いスパイラルに入っていると思います。

また、PTJのビジネス・マッチングは前回から利便性を高めるため、専用商談室だけでなく個社ブース訪問を交える形も採用しました。事前にメーカーの素材を見て、興味のある企業との商談は、参加バイヤーの方々から効率がいいと評価され、PTJのキーコンテンツとなりました。

 

会期中はイタリアからミラノ・ウニカ(MU)会長のシルヴィオ・アルビーニ氏が来場されました。9月のJFW/ジェトロ運営による「The Japan Observatory(日本を俯瞰する)」at Milano Unica 2015AW開催に向けての来日です。これまで出展者が欧州企業に限定されていたMUが、初めて日本に門戸を開きました。PTJ会場を視察したアルビーニ会長は「こうした素材を秋に出品してほしい」と日本の素材力に期待されていました。円安という追い風もあり、これを機に海外販路開拓を促進していきます。

 

この「The Japan Observatory」at Milano Unica 2015AWは9月9日~11日にミラノのフィエラ・ミラノ・シティで開催され、日本企業29社・団体が出展します。10月20日~23日に中国・上海の上海新国際博覧中心で開かれる「Intertextile上海『Japan Pavilion 2014』」には35社・団体が出展を予定しています。

また、11月5日~6日に東京国際フォーラムで開催する「Premium Textile Japan2015 Autumn/Winter」「JFW JAPAN CREATION 2015」の出展エントリーも受付中(6月10日締切)です。今後もよろしくお願いします。




INDEX[2]「PTJ2014 Spring/Summer」閉幕 ~テキスタイルの復権を示唆~

「Premium Textile Japan 2015Spring/Summer」が22日、閉幕しました。今回のPTJは過去最高の応募となり、厳選された74件/94小間(うち海外7社)の規模の開催となりました。来場された日本繊維産業連盟の下村彬一会長は「PTJも第7回。回を重ねるごとに、商品、その見せ方が充実している。来場者も多く熱心に商談しており、会場は活気にあふれる。今後の日本のテキスタイルの復権を示唆する雰囲気だ」と、展示会レベルの向上を指摘されました。

 

ビジネス重視としてスタートしたPTJ。会場では出展各社が独自商品を競い合い、他のブースに刺激を受け、さらに出展企業同士が生地と加工などをコラボレーションして、さらに開発力を高めています。そうした活動を積み上げることで、専門性の高い、ハイレベルな素材を紹介する展示会へと進化しています。

今回も「トレンドコーナーはわかりやすい。メーカーの素材レベルが高い展示会」(アパレル)、「特殊な素材が多く、しかも綿、シルクから合繊まで幅広い分野の素材がある。産地展とは違う」(デザイナー)、「じっくり見ると、半日では足りない」(デザイナー)といった声が来場者から上がりました。

 

出展者も「思った以上に来場者が多かった。これまで当社素材を幅広く見てもらうことに力を入れたが、今回は出展品を絞り込んで、その分奥行の深さを紹介した」(丸井織物)、「今回も良かった。リネン入りの和紙で表面変化を訴求した。手つむぎの糸は扱いにくく、効率を追う企業は手を出さない。だからこそ専業としての強みを発揮できる」(日本ホームスパン)、「経糸が5000本の二重の斜織りを提案。非常に手間が掛かるが、透け感に違いが出た」(クレッシェンド・ヨネザワ)など、新しい挑戦に取り組みました。

 

PTJで人気のビジネスマッチング・プログラムは今回、VIPバイヤー8社に対し、出展企業24社が52件のマッチングを実施しました。会場内の専用商談室で行うことで「素材だけでなく、そのモノ作りの背景まで聞くことができた。また、こうしてほしいという細部のやり取りもできる」(デザイナーメゾン)と、落ち着いた雰囲気の中で商談を進めました。

 

会期中にはミラノ・ウニカのシルヴィオ・アルビーニ会長が訪れ、9月にミラノ・ウニカ会場で開催する「The Japan Observatory(日本を俯瞰する)」at Milano Unica 2015AW(JFW/ジェトロ運営)についての記者会見も開かれました。円安を追い風にして、日本のテキスタイルの海外販路拡大にも期待が掛かっています。


photo_「PTJ2014 Spring/Summer」閉幕 01

photo_「PTJ2014 Spring/Summer」閉幕 02

photo_「PTJ2014 Spring/Summer」閉幕 03

photo_「PTJ2014 Spring/Summer」閉幕 04



INDEX[3]「The Japan Observatory」at Milano Unica 2015AW 記者会見 シルヴィオ・アルビーニ MU会長 ~接ぎ木のように互いに発展を~

日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW)とジェトロは9月9日から3日間、イタリアのフィエラミラノシティで開催される「ミラノ・ウニカ(MU)」の「JAPAN×MUスペシャル・プログラム」として開かれる「The Japan Observatory(日本を俯瞰する)」at Milano Unica 2015AWについて、東京国際フォーラムで記者会見しました。日本から29社・団体/21小間+JAPAN TEXTILE PRブース(計470m²予定)規模で出展が決定し、23日にはジェトロ本部で出展者説明会・事前ワークショップも開かれました。

 



photo_シルヴィオ・アルビーニMU会長
  シルヴィオ・アルビーニMU会長

会見に出席したシルヴィオ・アルビーニMU会長は「イタリアの多くのハイエンドブランド・バイヤーから日本素材の推薦・要望を受けました。日本は品質、サービス、イノベーションレベルにおいてMUとの一貫性が取れる」ことが、初めて日本のMU出展が決まった理由とし、「欧州の出展者も日本企業の出展を歓迎しています」と語りました。また、「イノベーションとクラフトマンシップが日本の強みです。スポーツ素材のような機能素材や、伝統的・職人的素材などの出品を期待」しています。

 

さらに、日本とイタリアは「繊維産業が地域に根差し、その生産基盤が危機にひんしながらも、生き残ったメーカーが強くなったことも似ている。今、国際市場は幅広く高レベルな素材を求めています。MUも進化が必要です。他の木の枝を接木することで、互いに新たな活力を得ることができます。今回の日本のMU出展でともに発展する協力関係を築いていきたい」と、述べておられました。


「The Japan Observatory」at Milano Unica 2015AW
プレスリリース 2014/5/21 >>>



photo_写真左から 片岡進 経済産業省製造産業局繊維課長/浜野京ジェトロ理事/シルヴィオ・アルビーニMU会長/三宅正彦JFW理事長/貝原良治JFWテキスタイル担当理事

 



写真左から 片岡進 経済産業省製造産業局繊維課長/浜野京ジェトロ理事/
シルヴィオ・アルビーニMU会長/三宅正彦JFW理事長/貝原良治JFWテキスタイル担当理事



INDEX[4]Next JFWテキスタイル事業 今後のスケジュール

Premium Textile Japan 2015 Autumn/Wineter

photo_logo_PTJ

会期:2014年11月5日(水)~ 6日(木)
会場:東京国際フォーラム 展示ホール2
詳細とエントリー (受付中)  ⇒


JFW JAPAN CREATION 2015

photo_logo_JFW JAPAN CREATION

会期:2014年11月5日(水)~6日(木)
会場:東京国際フォーラム 展示ホール1

詳細とエントリー (受付中)  ⇒

 


The Japan Observatory at Milano Unica 2015AW

 

会期:2014年9月9日(火)~11日(木)
会場:Fiera Milano City


インターテキスタイル上海 Japan Pavilion 2014

 

会期:2014年10月20日(月)~23日(木)
会場:上海新国際博覧中心 W2ホール




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