日本貿易振興機構(ジェトロ)は、PTJに出展している中小企業を対象に、海外への販路開拓・輸出拡大に関する相談会を開きました。海外バイヤーとの商談では、相手の市場を意識した提案や効果的なプレゼンテーションが重要です。また、商談後のフォローアップによって、成約の可能性も違ってきます。こうした輸出に取り組むための基本的なノウハウを必要としている方や、取り組んでいても思うような成果の上がらない方を対象にしました。欧米との貿易経験豊かな武藤和芳氏がジェトロコーディネーターとして、希望者のブースを回り、実際の生地を見ながら各社の事情に応じた具体的なアドバイスを個別に行いました。
参加した辰巳織布(株)は「大変参考になりました。米国にはエージェントがいないため、武藤さんから紹介してもらうことになりました。海外へスワッチを送った後のフォローの仕方も今回改めて確認できました」と満足度は高かったようです。
古橋織布(有)も「大変役に立ちました。エージェントの使い方でも、注文が入ったときだけでなく、月1回のレポートを出してもらうなど具体的でした。同じ生機でも、海外はきれい目な素材を好むから輸出向けの加工を行うといったアドバイスもありました。今の円安をチャンスにしていきたいと思います」とコメントしています。 |