![INDEX[1]FORM PRESENTATIONの作品が商品化されました](images/title_index_01_web.gif) |
「デニムの後加工表現」をテーマにした今年度の産学連携プログラムJapan Tex-Promotion FORM PRESENTATIONで優秀賞を受賞した目白ファッション&アートカレッジの作品が、エドウインとのコラボレーションによって商品化、同社の直営店で販売されました。
「Nude Color×Mou 風を纏うデニム」のテーマで制作された作品は、脱色を重ねたブルーデニムにベージュ系の染色を施したもの。昨年10月に開かれたJFW-JCに展示された作品に注目した同社が、コラボレーションを持ちかけました。
ジーンズにとって“後加工”は、オリジナリティと付加価値の源泉となり、同社では新しい加工表現を開発するため、定期的に加工現場の提案にもとづくプロトタイプをつくり、商品化しています。デザインはもとより加工技術の開発を促す目的で行なわれているもので、今回のコラボレーションも「業界の常識を超えた加工に注目した」(同社)ことが発端となりました。
作品をつくった安念詩織さんの意見をとり入れて商品化されたのは、展示作品と同じように脱色した後に染色した、ベージュ系のデニムジャケットです。試作を何回も繰り返した結果、8着が商品化され、同社の直営店「DENIM GALAXY 日暮里」で販売されました。
Japan Tex-Promotion FORM PRESENTATION プログラムレポート
http://www.japancreation.com/texpro/

「DENIM GALAXY 日暮里」店内に飾られたコラボ商品 |
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![INDEX[2]Sanchiの風](images/title_index_02_web.gif) |
播州・福井/ラブコールかもしれない

播州産地を訪れた海外のデザイナー・学生
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播州産地は内陸部にあります。決して交通の便がいい所ではありません。このため、東京や大阪で展示会を開いてきました。その「播州織総合素材展」がこのほど地元の西脇市で開かれました。初の地元開催ということで、集客が心配されましたが、予想以上の来場者を集めました。
来場者には地域住民の方も多かったのですが、そうした方々も「地元でこんなすばらしい素材を作っていたとは知らなかった」と、地域振興に役立ったようです。本来の顧客の方も、各社のショールームを訪れることで、出品以外の素材の多様性に驚いていたと聞きます。
また、今回は豪州の学生やフランスのデザイナーが工場を見学(写真)。糸染め工場や織布工場を見学し、産地の分業システムが産地を支えていることを実感しました。
昔はアパレルのデザイナーが産地を訪れることもよくありました。素材を見て、服をイメージするのが普通でした。そうした機会が“合理化”の号令とともに少なくなり、素材を知らないデザイナーも増えてきました。
一方、福井県織物工業組合は4月中旬に福井開催展示会と工場見学を組み合わせた「ジャパン・フクイ・テキスタイル」を企画しました。インターネットで30人を募集、抽選の上、交通費や宿泊費無料で招待するというもの。残念ながら東日本大震災の影響で、同イベントは延期となりましたが、これも産地の工場という現場を知ってもらうことが目的でした。
顧客が生産の現場を見れば、モノ作りが自動販売機のようなものではないという理解を得られるかもしれません。また、産地の歴史と風土がその産地素材を育み、進化させていることもわかるでしょう。こうした試みは産地からファッション業界に向けた新しいラブコールかもしれません。
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![INDEX[3]お知らせ](images/title_index_03_web.gif) |
いつもJFW JAPAN CREATIONメールマガジンをご愛読下さいまして、ありがとうございます。現在、国内外合わせて約24,500人へ配信させていただいております。
このメールマガジンは、4月からリニューアルし「JFW TEXTILE NEWS」として日本ファッション・ウィーク推進機構が主催するテキスタイル事業に特化した内容をメインに、特別企画などを織り交ぜながらお送りいたします。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 |
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