明けましておめでとうございます。旧年中は関係各方面から多大なるご支援をいただき、まことにありがとうございました。心より御礼を申し上げます。
現在の日本は長引く消費低迷に加え急激な円高が追い討ちをかけ、国内の製造業にとって厳しい状況が続いています。過去の不況と違い“嵐が過ぎるのを、じっと我慢して待つ”という事が通用しないとも言われています。
そんな時代性を反映して、昨年のJFW-JC秋冬展では『進化論の原理』(〜強いものだけが生き残るのではなく、変化に対応できるものだけが生き残る〜)をテーマの概観として取り上げました。
JFW-JCも変わる必要があると感じています。具体的には、春夏展を入場者はバイヤー限定とした『ビジネス商談会』に変えます。よりビジネスに即した商談会にすべく、アクセスの良い都心のホールに会場を移し、開催時期も国内アパレルの企画開始時期に合わせて5月開催とします。
また、秋冬展では日本の展示会では極めて重要な要素であるプロモーション主体の『繊維総合見本市』(JFW-JC)と、前述の『ビジネス商談会』を同一会期・会場にて開催します。更に、事業の国際化の点では、今後もインターテキスタイル上海など海外の展示会へフェア・イン・フェアの形で積極的に参加していく予定です。変わらずに残すべき要素、変えていくべき要素のメリハリを付け、今後もJFW-JCの価値向上に努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
JFWジャパン・クリエーション運営委員会 事務局長/ディレクター 川島 朗
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