JFW JAPAN CREATION [Mail Magazine] 一般社団法人日本ファッションウィーク推進機構 JFWジャパン・クリエーション http://www.japancreation.com/

INDEX[1]定員オーバーの盛況ぶり…「デニム大学」

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 テキスタイルの加工表現を習得するための産学コラボレーション“FORM PRESENTATION”は、今年で4回目を迎えますが、応募者のプレ・セミナーとなる「デニム大学」が東京と大阪で開かれ、両会場とも定員をオーバーするほどの人気となるなど、デニムの加工に対する関心の高さが浮き彫りになりました。

 今回のFORM PRESENTATIONは、JFW-JCと繊維ファッション産学協議会が共催する形で行われ、テーマは「デニムの加工表現」。その応募者に向けてのプレ・セミナー「デニム大学」が、東京は6月22日に恵比寿のSPAZIO・2で、大阪は30日に本町の綿業会館で開かれました。

 講師には、株式会社エドウイン商事の小林道和専務が「世界が注目する日本のジーンズ」のタイトルで、日本の伝統と先端技術を駆使した高品質のブルージーンズについて講義し、ストーンウォッシュをはじめ様々な洗い加工を世界に先がけて開発した日本の加工技術の高さなどについて語りました。

 このあと「デニムの基礎知識」のタイトルで講義したカイハラ株式会社の貝原良治会長は、デニムの原料から組織、仕上げ加工までのプロセスや、素材の種類など、デニムのさまざまな基礎知識をわかりやすく解説しました。

 この「デニム大学」を受講した応募者は、作品の企画内容をポートフォリオ形式で提出し、審査をパスした8グループが加工企業とのコラボレーションに参加します。そこで制作された作品は、10月13日から15日に開催される「JFW-JC2011A/W」の会場で展示発表されます。

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INDEX[2]インターテキスタイル上海−JapanPavillion出展企業決まる

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(2009年開催記録)
 インターテキスタイル上海アパレル・ファブリックス展は、世界からアパレル繊維・付属品、繊維品関連企業、約2,500社が出展する世界最大の繊維見本市です。この展示会では繊維を主力産業とする国々がそれぞれ独自のパビリオンを構成しトレンド発信しています。一堂に会した世界中のトレンドに出会えるのもこの展示会の魅力の一つです。今年もドイツ、イタリア、韓国、台湾、タイ他、各国のパビリオンが開設される予定です。日本としては、JFWジャパン・クリエーションと、メサゴメッセ(日本)の共同運営により、ジャパン・トレンドの発信と商談ブースを集積した「Japan Pavilion」を開設します。60小間の出展募集をしたところ、予定を大幅に上回るエントリーがありました。出展調整の結果28件の出展が決定しました。(※)

 昨年は、5万4000人が来場しましたが、今年もそれを上回る来場が予想されこの圧倒的な人気を理由に、2010年10月19日の初日は、招待されたバイヤーのみが入場できるという入場制限が設けられます。

 「すでに参加している出展社の評価が、このイベントの重要性を高めていて、世界中の業界のプロが選ぶ、中国の品質プラットフォームであることを証明しているのです。」とメッセ・フランクフルト香港の見本市責任者ウエンディ・ウエン氏は語ります。

 中国国家統計局が2010年第1四半期の国内総生産の統計結果を発表し、それによると、全体で前年同比12%増を記録しました。世界的な不況の中、中国市場には各国の期待が集まります。この展示会の躍進は、中国が繊維ビジネスにおいて重要な地であることをすでに証明しているのです。日本のテキスタイルは世界のトップブランドからも評価が高く、国際競争力がある分野です。「Japan Pavilion」では世界に挑戦する日本企業が集結し、ジャパン・トレンドを発信します。

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(2009年開催記録)

◆展示会情報
展示会名 : Intertextile SHANGHAI apparel fabrics 2010
会期    : 2010年10月19日(火)〜22日(金)
主催    : Messe Frankfurt(HK)Ltd、中国国際貿易促進委員会紡織行業分会(CCPItex).
会場    : 上海新国際博覧中心(Shanghai New International Expo Centre)
出展場所 : Hall W2 内

◆「Japan Pavillion」概要
ジャパン・トレンド(JFW-JC)コーナー(54㎡)
ビジネスコーナー(商談ブース集積)
74小間+162㎡

※出展者(50音順)

旭化成せんい株式会社

一心行株式会社

株式会社イワブチ

宇仁繊維株式会社/宇仁テキスタイル株式会社/小紋貿易(上海)有限公司

カイハラ株式会社

株式会社カゲヤマ

倉敷紡績株式会社

株式会社サンウェル

一般社団法人ジョイント・尾州ブランド

須磨商事株式会社

第一織物株式会社

瀧定名古屋株式会社

津島毛織工業協同組合

東京織物卸商業組合

東洋紡績株式会社/日本エクスラン工業株式会社

東レ株式会社

冨田商事株式会社

豊島株式会社

豊島株式会社 東京13部

中伝毛織株式会社

日清紡テキスタイル株式会社

株式会社林与

富士吉田織物協同組合

前多株式会社

株式会社むらかみ商店

村田機械株式会社

モリリン株式会社

株式会社ヤギ


INDEX[3]7月8日に繊維ファッション産学交流会議が開催

 ことしで17回目となる繊維ファッション産学交流会議が7月8日、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開かれます。産学連携を推進する繊維ファッション産学協議会(廣内武理事長)が主催しているもので、今回のテーマは「産学で新たな価値を創り出す」です。主な内容は次の通りです。

日時 平成22年7月8日(木)午後2時〜6時30分
会場 アルカディア市ヶ谷
内容 ・基調講演 「『価値創造』を出来る人財を生み出す為に」
  栗野宏文氏(株式会社ユナイテッドアローズ上級顧問)
・シンポジウム 「産学で新たな価値を創り出す」
  佐藤美加氏(アッシュ・ペー・フランス株式会社roomsエグゼクティブプロデューサー)
  川島蓉子氏(伊藤忠ファッションシステム株式会社マーケティングマネジャー)
  中村仁氏(東京大学大学院情報学環特任講師)
参加費 8,000円(パーティー代含む)
お問合せ先 (社)日本アパレル産業協会内 繊維ファッション産学協議会事務局
電話 03−3275−0681 担当 矢後・金井

INDEX[4]グリーン&グリーン

服を捨てる抵抗感の世代差

 繊維ファッション製品のリサイクル状況をまとめた「繊維産業に係る平成21年度情報提供事業繊維製品リサイクル調査報告書」が発表されていますが、ここで興味深いのが、手持ちの服を捨てることへの抵抗感に関するアンケート調査です。同報告書は中小企業基盤整備機構がまとめたものですが、その中で専門店(株式会社ワールド)を訪れた顧客に「衣料品を廃棄することへの抵抗感」という調査を行っています。

 それによると、全体では「少し抵抗がある」が過半を占める53%で、「とくに意識しない」(24%)と「非常に抵抗感はある」(23%)がほぼ同率となりました。意識しないで廃棄する人が4人に1人という数字、みなさんはどう受け止められますか?

 これを年代別にみると、やはり20代は「とくに意識しない」が30%を越え、20代前半になると4割近くに達しています。ところが30代になると様子が一変し、「とくに意識しない」が14%に減少し、「非常に抵抗はある」が平均値を上回る28%に跳ね上がります。こうした傾向は年代があがるほど顕著で、40代になると「非常に抵抗はある」が45%に上昇しています。

 最近は古着がブームとなっており、若い世代では古着を新品と同じくらいの価値観で購入する例が増えています。しかし、このアンケート調査をみるかぎり、古着人気と環境配慮は必ずしも一致しない。若者にとって古着はおしゃれのひとつである、という実態がみえてきます。

photo_衣料品を廃棄することへの抵抗感

 

 

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